中国製有毒粉ミルク、米国流入の可能性=米FDA

【大紀元日本9月13日】米国国家食品薬品監督管理局(FDA)は9月11日、中国の化学物質メラミンに汚染された有毒乳児粉ミルクが米国市場に入り、華人向けの食品スーパーで販売されている可能性があることを公表した。FDAは、中国製乳児用粉ミルクを購入・使用しないよう、消費者に注意を呼びかけている。

乳児用粉ミルクについて、中国では、複数のメーカーの製品がメラミンに汚染されたことが確認されている。

メラミンはプラスチック製品と化学肥料を製造するための化学品原料である。2007年、メラミンが混入した中国製ペットフードが米国などに輸出され、犬や猫が主に腎不全で死亡する事件があった。

FDA幹部は、「私たちは、中国製乳児用食品の輸入を許可していない」と説明した。

情報によると、ニューヨークや、サンフランシスコのような中国人移民が密集する大都市で、上記の有毒粉ミルクが華人向けの食品店で販売されている可能性が高いという。9月11日現在、米国での被害報告はない。

最近、中国国内メディアが、「三鹿」銘柄の粉ミルクを摂取した乳児が腎臓結石を患ったと報道した。メーカーもその製品がメラミンに汚染されたと認めている。問題の粉ミルクは中国で11年間連続で売り上げトップにある。現時点までに、中国大陸の8県で被害の事案が多く確認された。被害者は皆1歳未満の乳児で、両方の腎臓に多発性結石が発生し、急性腎機能障害を起こし、重体のケースもある。中国国内の被害件数は公表されていない。

(記者・尹齊、翻訳編集・叶子)
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