中国四川・雲南省でM6・1の地震、死者33人、負傷者506人

【大紀元日本9月2日】四川省・雲南省地震局の報道によると、攀枝花市・会理県で発生したM6・1地震は、死者33人、負傷者506人をもたらしたという。その内、四川省会理県では死者22人、負傷者238人、攀枝花市では死者5人、負傷者132人。また、雲南省楚雄州では死者6人、負傷者132人で、昆明市禄勧県では4人が負傷した。

中国国家地震局ウェブ・サイトの情報によると、北京時間2008年8月31日午後4時31分、四川攀枝花市仁和区、涼山イ族自治州会理県の県境(北緯26・6度、東経109・9度)でマグニチュード(M)5・6の地震が発生した。震源の深さは10キロで、攀枝花市から約50キロ離れた場所だという。今回の地震は30日に発生したM6・1と同じ場所で、市内では強い揺れがあったとし、被害については現在調査中。

四川省汶川で5月12日に発生したM8・0以上の大地震の余震は長期にわたり持続したが、今回の地震で、被災地における余震もこれまでに300回以上に上ったという。30日に発生した地震は四川省および雲南省において、少なくとも死者28人、負傷者360人、行方不明者3人をもたらした。殆どの死傷者は四川省の被災地から出ているという。今回の地震で18万棟の家屋が倒壊し、被災者は80万人に上り、4万人が避難させられた。さらに、攀枝花地区の3つの大橋が破壊され、3つのダムに亀裂が生じた。一部の基礎建築部位が被害を受けたという。

中国民政部によると、今回の地震は人口密度の少ない山岳地区で発生したが、発生して30分後には当局による4級の救急措置が実施されたという。

四川省の僻地地区において、このところ地震が多発している。それぞれが、8月6日、四川省青川でM6・1の地震が発生し、死傷者が出た。8月25日、チベットの仲巴県ではM6・8の大地震があった。

四川省地震専門家によると、攀枝花市のM6・1地震の震源地は汶川大地震の震源地とは異なる地質構造断層であり、新しい地震に属するという。

(翻訳/編集・余靜)
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