英研究:黒コショウが皮膚病治療に効果発揮
【大紀元日本2月25日】英ロンドン大学キングズカレッジの研究報告で、黒コショウの辛み成分とその誘導体が皮膚色素の代謝を促進し、白斑病(vitiligo)の患者の損失した皮膚の修復と保護作用に大きな助けとなり、世界中の10%の人口に影響を与えるだろうと伝えられた。
一部の美容を好む人々は皮膚を漂白した後、体内の正常な皮膚色素供給の機能を失った。メラニン色素は皮膚を紫外線から守り、皮膚癌を防ぐものだ。しかし白色人種は皮膚の中に存在するメラニン色素が比較的少ないため皮膚癌にかかる率が高いという。
この研究報告は白斑病の臨床研究評価の良い参考資料となる。なぜなら、現在採用されている治療法は患部にステロイドや光線療法(phototherapy)を使用するので皮膚癌のリスクが高くなり、大部分の人々はこれらの治療法に対し興味を示していないからである。
同カレッジ光生物学者のアントニー・ヤン(Anthony Young)氏は、この黒コショウを応用し光線療法と紫外線照射を結合させた時、特に有効となり、さらにメラニン色素の沈着にも有効だと話している。
この研究報告は英国皮膚医学雑誌「British Journal of Dermatology」に掲載されている。
(翻訳・坂本)
関連記事
テキサス州オースティンのカーク・ワトソン市長は、12月26日を 「神韻の日(Shen Yun Day)」と定める宣言を発表。神韻の公演について「神韻は、中国の豊かな文化遺産の見事な芸術的復興と祝典である」と評した。
COVID-19ワクチンが抗体の持続的な免疫を提供しない理由を示す研究結果。破傷風やインフルエンザとの違いに迫り、免疫反応のメカニズムを解説します。
肩や首のこりを解消し、睡眠の質を向上させる簡単な6つの動き。筋肉の緊張をほぐし、健康的な姿勢をサポートする方法を紹介します。
カモミールの意外な力を再認識したハーバリストが語る、消化器系の健康をサポートする驚くべき効果とその摂取方法。
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。