【神韻芸術】中国人留学生、「中国人の誇りを再認識した」

【大紀元日本2月21日】 2月19日、大阪で神韻ニューヨーク芸術団による昼夜2回の公演が行なわれた。観客の反応は総じて、「神韻」の演目が想像以上のものであったことに驚嘆しているようだ。大阪の観客の多くは、出演者の舞踊のなかから、その演目の持つ深い味わいを感じ取っていた。

中国山東省から日本の神戸大学へ学術研究のために来ている高さんは、幕が上がって演目が始まるその時から、すでに涙を禁じ得なかったという。

「私は中国からの留学生です。ステージの幕が上がったその時から、もう私の両眼には涙があふれていました。前半の演目だけで涙が止まらなくなっていたのです。通常ならば見ることのできない光景が、突然私の目の前に現れたからです。私はその迫力に驚いて、自然に涙を流していました。日本に来て7年になりますが、私の国籍はまだ中国にあるのです」

「神韻」を見た高さんは、自らが中国人であることに誇りを持つとともに、より多くの人々へ中国の正統な文化を伝えるために尽力していきたいと考えるようになった、という。

「ある時、私は自分が中国人であることを自覚したのですが、それを誇りに思えるだけのものを持たなかったのです。しかし、今日の公演を見て、私は再び自身が中国人であることの誇りを自覚し、また多くの人々が本物の中国伝統文化を認識してくれたことが、とても嬉しいのです。さらに私は、皆さんとともに、この中国伝統文化への理解の環を広めていくことを願っています」

高さんは、すでに明日の夜のチケットも予約してあり、学校の友人とともに見るつもりだという。

19日午後、神韻ニューヨーク芸術団による大阪での最初の公演が終わった。多くの日本人女性の観客が、正式な和服に身を包んで来場していた。

演目終了後の舞台挨拶の時、劇場内の熱気は最高潮となり、ステージに近い観客はスタンディング・オベーションで拍手をしていた。また、多くの観客が感動した様子で、明日もまた見に来たい、と話していた。

(特約記者・陳俊傑、翻訳・牧)