【ショートストーリー】無用の踊
【大紀元日本2月5日】昔、中国の唐代に李天という舞踊の達人がいた。
幼少の頃より宮廷舞踊に優れ、旋回する技、身体を反らせる技、跳躍する技、いずれの技でも一目見ては直ぐに習得し、これに抜きん出る者はなく、天下にその名を轟かせていた。
ある日、玄宗皇帝の謁見があり、その愛妾である傾国の美女・楊貴妃の微笑を見たとたん、演技中に一瞬だけ迷いを生じた。「もっといい演技を見せたい…」そう思った瞬間、旋回して跳躍する連続技の着地の時に足を滑らせ、衆目の中で転倒してしまった。
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