母親の遺訓を心に刻む宋朝の賢相
【大紀元日本1月4日】寇準(こうじゅん、961年―1023年)は、北宋の宰相である。その剛直な性格と職に忠誠を尽くしたことによって、歴史に名が残されている。寇準が国と民のために一生を捧げることができたのは、母親が残した遺訓の影響を受けたからだと伝えられている。
寇準が幼い時に父が亡くなったため、家は清貧で、母親の機織に頼って生活していた。母親は常に、夜中まで糸を紡ぎながら息子の寇準に読書を教え、苦学を促していた。その甲斐あって、後に寇準は科挙の試験を受け、進士に合格した。この朗報が故郷に伝わった時、重病を患っていた寇準の母親は、臨終の際に自ら筆をとって一枚の絵を描き、家人の劉氏に託して、「寇準は後日必ず官吏になれます。もし彼の歩む道が歪んだら、この絵を彼に渡してほしい」と言い残した。
後に、寇準は宰相になり、自分の誕生日を祝うために、芝居の一座を二つも呼び、宴会を準備して幕僚たちを招待しようとした。劉氏はこれを目にして、今がその時だと考え、寇母の絵を彼に渡した。寇準が絵を開いて見てみると、それは「貧寒の家で子に教える」の図であり、次のような詩が添えられていた。「さびしい灯火の元、読書を教え苦労する。あなたには万民のために身を修めることを望む。勤勉にして倹約の家風が、慈母の遺訓であり、他年に富貴になった時も、貧しい人のことを忘れることなかれ」
関連記事
現代の日本が抱える健康問題や少子化、環境問題に対し、根源である「土」から解決をめざす。独自の堆肥化技術を展開する葉坂プラントの葉坂社長は、失われつつある「日本人の心」と命の循環の回復を掲げ、発信を続けている
春のアレルギーは体質や生活習慣とも関係。栄養・腸内環境・ストレスなど多角的に整えることで、症状の緩和をサポートする方法を紹介します。
コウライキジやキンケイなど、世界に存在する美しいキジ6種を紹介。自然の中で輝く色彩と個性豊かな姿は、まさに「生きた芸術」です。
苦味は代謝や炎症、消化に関わる重要な働きを持つことが研究で明らかに。苦い食材を適度に取り入れることで、体のバランスや健康維持を支える可能性があります。
コップに残した水、翌日も飲んで大丈夫?意外と知らない「12時間ルール」と細菌リスク、さらに温かい水と冷たい水の違いまで、専門家の見解をもとにわかりやすく解説します。