コーヒーは高齢女性の記憶力低下に予防効果がある=フランスの研究

【大紀元日本12月16日】フランスの最新の研究によれば、65歳以上の女性が毎日コーヒーかお茶を飲めば、思考力と記憶力の低下を緩和することができ、さらに、毎日3杯以上飲む人は1杯以下の人より、その効果が顕著に現れるという。

この研究は、4年間で65歳以上の女性7000人あまりに対して追跡調査を行なったものである。研究結果によると、毎日たくさんコーヒーを飲む人に、記憶力の低下が緩和され、年齢が高いほどその効果が顕著に現れる。毎日4杯またはそれ以上飲む80歳以上の女性の場合、記憶力の低下は70%も緩和されたという。

コーヒーの記憶力低下予防効果は、女性において比較的顕著に現れるが、男性には同じ効果が見られないようである。この性差に関して、カフェインの代謝メカニズムには男女の違いがあるのではないかと、研究者は考えている。

高齢女性に対して、コーヒーはなぜ記憶力の低下を緩和できるのか、そのメカニズムはまだ解明されていないが、恐らくカフェインが脳内の化学反応に何らかの影響を与えているものと考えられている。

また、カフェインは、血圧を上昇させる働きがあるので、高血圧の患者は、コーヒーの飲用を控えるべきだと研究者は指摘している。

(文・唐永齢/翻訳・坂本)

関連記事
現代人に潜む健康リスク「口呼吸」。睡眠や集中力に悪影響を及ぼす可能性があり、改善することで多くの健康効果が得られます。簡単にできる鼻呼吸への切り替え方法もご紹介。
ジーンズ選びのポイントを徹底解説!耐久性、デザイン、生地の組成など、長持ちするジーンズを選ぶためのガイドをお届けします。
タンパク質が高齢者の健康に重要な理由とは?骨や筋肉を守るための摂取方法と、おすすめの食材を解説します。
新しいCOVID-19の変異株「エリス」は、アメリカで主流株となり、感染が広がっていますが、症状は以前のオミクロン株と似ており、公衆衛生へのリスクは低いとされています。また、エリスに加え、新たな変異株BA.2.86も追跡中です。現行のワクチンがエリスやその他の変異株に効果を発揮するかが注目されています。
朝の太陽光で視力を守ろう!専門家が教える、目の健康を維持するための簡単な習慣と効果的なトレーニング方法をご紹介。