pixta

「薬」の由来は音楽

【大紀元日本11月28日】美しい音楽は、聞く人の心身を癒し、高いリラックス効果を与えることが分かっている。科学研究の報告によると、優美でゆっくりとした音楽は、人の情緒をほぐし、呼吸を楽にし、内臓の具合を調節する作用があるという。最近話題の「胎教」に、クラシック音楽が使われるようになったのも頷ける。

中国では、「音楽」の由来が病気治療にあるとする説がある。

その昔、黄帝は蚩尤(しゆう)と戦争を繰り広げた時、銅鑼を鳴らして相手を討った。敗軍の兵士たちは銅鑼の音で頭に衝撃を受けて倒れていたが、黄帝は慈悲深い王であったため、これらの兵士を治癒させようと、金属でできた鐘のようなものを作らせた。この楽器は、中間が銅でできており、両辺に絹糸の弦が渡してあり、木製の棚にかけて音を奏でる。地上に横たわっていた蚩尤の兵士たちは、この音色を聞いて魂が癒され、復活したという。

▶ 続きを読む
関連記事
道端の目立たないランタナ(五色梅)の花序から、生命の秩序と古人が説いた「礼」の真髄を見出す心温まる随筆。自然のなかに宿る調和と、立ち止まることの大切さを静かに伝えます
約2千年前の地震探知器や蒸気装置、精巧な天文計算機、古代の外科手術まで。現代の技術を先取りした数々の発明をたどり、忘れ去られた知識と文明の興亡を探ります
AIが真偽を曖昧にする現代、孔子の「巧言令色」の警鐘を重ね、日本の職人技に宿る「人の時間と心」に注目。機械には決して偽造できない、手仕事が生み出す究極のリアリティと真の信頼(信)の本質に迫る一編
泥から名器へと生まれ変わる宋代磁器の製作過程を通して、人生の試練の意味を紐解く随想文。過酷な窯の烈火をくぐり抜けてこそ本物の輝きと気骨が宿るように、逆境こそが人を美しく磨き上げるのだと静かに語りかけます
深夜の地下鉄で起きたささやかな善行を手がかりに、日本の「恥の文化」と心の中の「浄土」を読み解く思索録。「お天道様が見ている」という天への畏敬や儒教の教えを通じ、現代人が見失いつつある道徳の根源を問いかける