人権聖火リレー欧州:デンマークに到着、元政治家ら「中国に五輪開催の資格なし」
【大紀元日本10月8日】グローバル人権聖火リレーは10月6日、オランダからデンマーク首都コペンハーゲンに到着した。
正午から、市内の国王ニュー広場で、聖火の歓迎式典が開かれた。
主催者の法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)のメンバー、人権活動家で牧師のハンセン氏が式典の司会を務めた。
ハンセン牧師が発言(大紀元)
元国会議員、人権研究院委員会の委員長エムクェスト(Bjørn Elmquist)氏や、中国での法輪功修練者への臓器強制摘出・売買を独立調査し、報告書を公表したカナダの人権弁護士デービット・マタス氏、元国会議員、ラジオ評論家のジェストム(Ole Gerstrøm)、「デンマークの中国人権ネット」の責任者ブレクネ氏が演説し、人権侵害を行っている中国当局は2008年北京五輪を主催する資格がないとの共通の認識を示し、デンマーク社会に対し、人権聖火リレーへの支持を呼びかけた。
「デンマークの中国人権ネット」の責任者ブレクネ氏(大紀元)
元国会議員、ラジオ評論家ジェストム氏(大紀元)
中国の臓器強制摘出事件を調査するカナダ国際人権弁護士デービット・マタス氏(大紀元)
取材を受ける人権研究院委員会の委員長エムクェスト(大紀元)
法輪功修練を放棄しないため、中国で3年半投獄された鮑学珍さんは式典に駆けつけ、自ら受けた迫害の体験などを明らかにした。
監禁されていた法輪功修練者・鮑学珍さん(大紀元)
参加者たちは黄色いリボンを身につけ、最近再逮捕された中国の人権弁護士・高智晟への支援を訴えた。
CIPFGのメンバー、デンマーク国際サハロフ委員会の委員長ニールスコフ(Hans Kristian Neerskov)氏も式典に参加し、閉幕演説を行った。
歓迎式典後に行われた市内でのリレーで、ミャンマー軍事政権の武力弾圧を反対する市民らと出会い、二つのグループは合流し、独裁政権による人権侵害への関心を呼びかけた。
市内での聖火伝達(大紀元)
歓迎式典では、欧州合唱団「あなたのためにやってきた」や、デンマーク国内の音楽バンドが参加、聖火リレーのために作った歌などを披露した。
人権聖火の次の伝達地は、スウェーデンのマルメ市とエーテボリ市。