【中国のことわざ】玩物喪志

【大紀元日本10月2日】【 Wán wù sang zhì 】玩物喪志(がんぶつそうし)。無用の物を愛玩して大切な志を失うこと。人を戒めるときに用いられる。

商代の紂王(ちゅうおう)は非道であり、広く宝物を探し、宮殿を改修し、楽しく騒ぐことを好んだ。紀元前1051年に、周の武王は兵を起こして商を滅ぼし、各部族の国家と関係を築いて、各国は周朝へ貢ぎ物をし、こういった状況は日に日に増していった。ある日、旅国の使者が武王に獒(ごう)という一頭の大きな犬を献上した。この犬は武王を見ると地に伏して、それがまるで君主への拝謁の仕方にそっくりだったので、武王はとても喜び、獒に心を奪われ政治が荒廃した。

召公は、武王を正気に戻らせて、商の紂王が滅亡したことの教訓を心に刻ませようとし、「旅獒」という文章を書いて「公明正大な王は徳を慎み、四方の少数民族はみな客となる」という主張をし、「徳」と「道」を関連させて「言葉や主張は外部からの影響を受けずにいて、全てのことの尺度はようやく規範に適合できる。他人を弄ぶことは、自らの徳行を損なうことであり、物に没頭することは、進取を失うこととなる。心の動きを志とし、志がまだ生じない時は道を規範とすべきであり、志の生じることを言葉として、言葉と志は相通じることができる」と説いた。

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