親友探し、ネット交流サービスは不向きか=英調査

英国の研究者は10日、ネット上に多くの友人を持っている人が、そうでない人と比べて親しい友人が多くいるとは限らず、親友の数にはほとんど違いがないとの調査結果を発表した。

近年「フェースブック(Facebook)」や「マイスペース(MySpace)」といったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が普及。インターネット上で多くの友人や知り合いを簡単に集められるようになったことで、人間関係のつながりに変化が生じている。

英シェフィールド・ハラム大学の進化心理学者ウィル・リーダー氏率いる研究チームは、最も人気があるこれら2つのSNSに着目し、友情に対する考え方などを質問する形式で調査を実施。その結果、90%の回答者が、人と強いきずなを結ぶには直接会うことは欠かせないと答えたという。

同氏は、英科学振興協会主催の会議の場で、「われわれの親しい友人のほとんどは、面と向かって会うことを必要としている」と述べた。

また同氏によると、別の研究では、ほとんどの人が150人前後を自分の広がったネットワーク上に抱えているものの、親しい友人として見なせる人はその中でも少数しかいないことが明らかになったという。

[ヨーク(英国) 10日 ロイター]
関連記事
消化不良の治療にウコンが効果的?新研究で薬と同等の効果が確認され、手軽で自然な解決策が浮上!
芸術は何を伝えるべきか?デュシャンの衝撃的な挑戦から、現代美術が反映する文化の変容を探ります。
米国で15,000ドルの信頼できる中古日本車トップ5 アメリカの自動車専門サイトEdmundsは、1万5千ドル以下で購入できる信頼性の高い中古車トップ5として、すべて日本製の乗用車を推薦している。ホンダCR-VやMAZDA3などが含まれ、経済性と性能が高く評価されている。 部品やフレームを作る型精度、厳選された原材料、繰り返される各種テスト、日本車のそれらは何のため 火事で燃えたラジオがまだなっていたのは何故?
水素分子の抗酸化力で酸化ストレスを軽減し、慢性疾患のリスク低減を目指す新しい可能性をご紹介。
エノキタケなどの菌類は独自の言語を持つのか?菌類の電気活動が示す驚きの新発見を深掘り!