親友探し、ネット交流サービスは不向きか=英調査
英国の研究者は10日、ネット上に多くの友人を持っている人が、そうでない人と比べて親しい友人が多くいるとは限らず、親友の数にはほとんど違いがないとの調査結果を発表した。
近年「フェースブック(Facebook)」や「マイスペース(MySpace)」といったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が普及。インターネット上で多くの友人や知り合いを簡単に集められるようになったことで、人間関係のつながりに変化が生じている。
英シェフィールド・ハラム大学の進化心理学者ウィル・リーダー氏率いる研究チームは、最も人気があるこれら2つのSNSに着目し、友情に対する考え方などを質問する形式で調査を実施。その結果、90%の回答者が、人と強いきずなを結ぶには直接会うことは欠かせないと答えたという。
同氏は、英科学振興協会主催の会議の場で、「われわれの親しい友人のほとんどは、面と向かって会うことを必要としている」と述べた。
また同氏によると、別の研究では、ほとんどの人が150人前後を自分の広がったネットワーク上に抱えているものの、親しい友人として見なせる人はその中でも少数しかいないことが明らかになったという。
[ヨーク(英国) 10日 ロイター]
関連記事
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。
神韻芸術団2025年日本公演間近、全国42公演予定。伝統文化復興を目指す公演に観客の支持と絶賛の声が相次ぎ、チケットも記録的な売上を上げている。