【ショートストーリー】単純な生活

【大紀元日本7月28日】カルビンはアメリカの有名な連載マンガ『カルビンとホッブス』の主人公で、かつて永遠に変わらぬ知恵を吐露したことがある。「もし人々が毎晩外で星を見ることができるなら、その人たちの生き方はきっと違ったものになるだろう」。

確かにそのとおりだと思う。私たちは毎日いろいろなことに心を惑わされながら暮らしており、私たちを取り巻く世界はますます複雑になっていく。私たちは心の安らかさと単純な生活を望んでいる。しかし、この単純ということが、うっかりすると、知らぬ間に複雑に絡み合ったネットの中に巻き込まれ、絡みつかれてしまう。

私の友だちのデビッドは単純な生活が好きだ。彼はよく西部の観光牧場、国立公園または季節性の観光地を転々としながら働く。しかし、彼のお兄さんは彼に「きちんとした」仕事を見つけ、お金を出せば何でも買える世界で生活するよう勧める。デビッドのお兄さんはしばしば彼に、自分が享受している「すばらしい生活」の写真を送ってくる。写真のタイトルはいつも「私が最近買ったステレオ」や「わたしの新車」などである。

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