世界一長身の男、内モンゴルで結婚式

【大紀元日本7月18日】2メートル36センチもある世界一の長身男、ギネス・ワールド・レコードに登録された内モンゴル赤峰地方出身の鮑喜順さん(56)は、2006年5月18日に、168センチの夏淑絹さんと最初のお見合いで、一目ぼれした。そして、今年の7月12日に内モンゴルのオルドス市で2人の盛大な結婚式が行われた。

挙式の場所は観光地区にある天驕大営で行われた。鮑さんと新婦は、13世紀ジンギスカン時代のモンゴル貴族の結婚式に従い、オルドス婚礼を行った。モンゴル族のパオ(モンゴル族の住むフェルト製の丸いテント)から少し離れたところに、今回の結婚式の主要交通手段の「勒勒車(ララ・ツァ)」(モンゴル地方で草原を走る古くからある輸送交通手段。大きい両輪が特徴である)が停まっており、勒勒車の長さが12メートルで、車輪の高さが1・5メートルもある。

多くの記者が結婚式に引き寄せられ、7月1日から、世界中からすでに20数社の記者が取材したという。挙式の流れは次の通り:

8時35分、新婦を迎えるグループは新婦側の家に到着。新婦側はすでに盛り沢山の料理を用意しており、家の前に敷いてある白いカーペットに置いてある2つの四角いテーブルにクッキーなどを置いてある。新婦側は2人の付き添いを連れて新郎のグループを待つ。

新郎のグループが到着後、新婦の家を一周してから白いカーペットの前で止まり、馬から下りる。双方は「鼻煙壺」(嗅ぎタバコを入れる小瓶)、「哈達」(仏に供えたり尊敬のしるしとして人に贈る赤・白・黄・青など各色の帯状絹布)を贈り、「白食」(羊などの乳で作った豆腐類似食品、湯葉など)で天地に敬意を払い拝む。双方は新郎の弓を祝い、新婦側は新郎の矢筒に1本の矢を加え、新郎に「白食」を差し上げてから、新婦側の家へ招き入れる。

午前11時半、挙式開始。式場に手に「哈達」を持つモンゴル族の少女たちが歌と踊りで祝い、モンゴル族の楽器および伝統的音楽も演出に加えられ、来場者で賑わっていた。鮑さんも自ら得意の歌を披露した。

途中、モンゴル族少年が新郎新婦に青色の「哈達」を取り付けた。結婚式は非常に民族の特色が出ており、楽しい余興で来場者は忘れられない思い出を作った。

(Photo by China Photos/Getty Images)

関連記事
スタンフォード大学の研究者が開発した新技術により、皮膚を一時的に透明にして内部の臓器を安全に観察できるようになりました。食品用染料を使った革新的な方法が、医療診断に新たな可能性をもたらすかもしれません。
ひまし油は古くからさまざまな健康トラブルに使用されてきました。現代でも、自然療法士やホリスティックケアの専門家が、ひまし油パックを活用して免疫サポートや便秘解消、ストレス軽減など、多くの効果を得るためのサポートを行っています。
新たな研究で、子どもが使用するスキンケア製品がホルモンバランスを崩す化学物質を含む可能性が指摘されました。子どもの健康リスクを減らすため、製品選びのポイントをご紹介します。
ミラノといえば高級ブランドが思い浮かぶかもしれませんが、実はそれだけではありません。24時間で楽しめる歴史的な名所や自然、美術館など、さまざまな魅力が詰まった都市です。
アメリカで依然としてエリス変異株が主流である中、科学者たちは新たなCOVID-19変異株「ピロラ」(BA.2.86)に注目しています。ピロラは多くの変異を持ち、免疫回避の可能性が指摘されていますが、感染力は低い可能性もあります。現在のワクチンや治療法が効果を持つことが期待され、今後の監視が続けられます。