時代と民族を超える輪廻の旅(5)
ここまで紹介した輪廻研究は、学術上比較的厳格であるが、基本的には全て輪廻現象の描写と分析に集中しており、輪廻の本質にまで探索が及んでいない。正直なところ、現代の学校教育を受けた全ての人にとって、輪廻の概念は依然として不可思議なものであろう。
人々は普遍的に、現代の生物学は生命個体の形成、発育過程に対してかなり多くのことを解明していると考えている。精子と卵子が結合して受精卵になり、その後、受精卵が分裂し、細胞が増殖・分化し、胚胎が形成され、最後に個体に生育する。そして、それぞれの個体は成長、老衰し、最後に死亡すれば、それがその個体生命の永遠の終結である、と考えられている。もし、そのとおりであるなら、霊魂と輪廻の説は、生物学の中ではよりどころを見つけることが難しいであろう。
では、輪廻の説と、現代生物学の生命過程に対する解析を融合するのは、可能なのであろうか?
関連記事
「一度老化した細胞は、もう若返らない」――そんな常識を覆す研究結果が注目されています。老化した細胞が免疫細胞の働きによって幹細胞へ戻り、傷ついた組織を修復する驚きの仕組みとは?将来の再生医療を変える可能性に迫ります。
植物に意識はあるのか。答えはまだ出ていません。ただ、植物が合図を送り、記憶し、判断するように見える研究は増えています。
富士フイルムグループの富士フイルム富山化学は、日本国内で初めて、半月板損傷を対象とした再生医療等製品「セイビスカス®注」の製造販売承認を取得した。
現代の日本が抱える健康問題や少子化、環境問題に対し、根源である「土」から解決をめざす。独自の堆肥化技術を展開する葉坂プラントの葉坂社長は、失われつつある「日本人の心」と命の循環の回復を掲げ、発信を続けている
ハッブル宇宙望遠鏡が、瀕死の恒星が生み出した神秘的な「卵星雲」を撮影しました。恒星が最期に放つガスと光が織りなす壮麗な光景は、恒星進化の謎を解く重要な手がかりにもなっています。