中国の色彩文化
【大紀元日本5月31日】中国文化の中では、色彩と工芸、美術、詩歌、風俗の間には密接にして不可分の関係がある。
都市建設、壁画と絵画の面においても、色彩の運用は多様であった。明朝以降の古都北京においては、皇族だけが赤い塀と黄色い瓦葺きの建物に住むことができ、一般庶民の建物は、青煉瓦と青瓦しか使えなかった。また、梁や柱への彫刻と絵画も、色彩の使い方は豊かであった。民間の建築については、多くが黒瓦と白い壁が使われた。
今から1500年余り前の敦厚石窟には、貴重な壁画が1万点あまり遺されているが、時期によってその色使いが異なる。北魏には、赤褐色を基調として、藍、黒を配していた。唐朝の時期には、黄色が加わり、色使いも多種多様になり、艶やかで華やかなものとなった。宋朝に至っては、藍緑の色調が主となった。
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