世界文化遺産 中国四川の「楽山大仏」
【大紀元日本5月11日】四川省の楽山市は、古くは海棠95国、又の名を嘉州もしくは嘉定府といった。その楽山大仏は、四川省楽山市峨眉山の東山麓に位置し、河に臨んで端坐し、仏の悟りの境涯を表現している。古くは、唐代の書「嘉州凌雲大仏像記」と明代の「重修凌雲寺記」に記載されており、唐代の玄宗皇帝が713年に着工し、徳宗皇帝が803年に竣工、完成まで実に90年間を要した。
大仏は、高さ71m、頭部だけで14.7m、螺髪(らほつ、パーマ状の渦巻き)1021個、耳の長さ6.72m、鼻の長さ5.33m、眼の長さ3.3m、肩幅24m、中指8.3m、足の甲は幅9米、長さ11米で、世界最大の石造彫刻仏だ。仏像の彫刻は、細緻にして、ラインは流暢であり、体躯は均整がとれ、気勢は闊達で、盛唐文化の広大さをよく表現しており、高い芸術的価値と豊かな文化的情趣を具えている。これは、中華民族の文化的な宝であり、世界にとっても貴重な歴史的文化遺産だ。
楽山大仏は、古くは「弥勒大像」「嘉定大仏」と称された。仏像が、直接山肌に彫り込まれた弥勒坐像であることから、「山が仏、仏が山」という壮観な景色になっている。
関連記事
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。
髪は見た目以上に多くを語ります。ストレスや栄養状態、環境曝露まで記録する“健康の履歴書”としての可能性と限界を、最新研究と専門家の視点から読み解く注目記事です。
「少量なら大丈夫」は本当?240万人を分析した最新研究が、わずかな飲酒でも認知症リスクが高まる可能性を示唆。脳の健康とお酒の付き合い方を見直すきっかけになる一記事です。
「忙しい=充実」と思っていませんか。最新の研究と実体験から、過度な忙しさが心身や人間関係に及ぼす見えない代償を解説。立ち止まることの本当の価値を考えさせられる一編です。
透析は命を救う治療だが、腎臓が本来持つ「回復力」を見えにくくしてしまうこともある。必要な時だけ透析を行う新たな治療法で、回復率が高まったという研究と、透析を離脱できた女性の実体験。