【漫画(MANGA)往来】スタンド・バイ~荒木飛呂彦~①
【大紀元日本4月8日】もしあなたがミケランジェロが好きなら、荒木飛呂彦漫画を読むべきである。ゴーギャンがタヒチに行った謎に心がそそられるなら、恐らく主人公たちの奇妙な冒険に没頭することができるだろう。ミケランジェロという名前は、ミカエルというエンジェルの呼び名を指す。ウルトラジャンプ連載中の『スティール・ボール・ラン』を彩る登場人物は、ミケランジェロの人物彫刻の圧倒的な表現力の影響を消化した、荒木飛呂彦の秀逸な人物デッサン力によって描かれている。
主人公たちが冒険に人生を賭ける経緯(いきさつ)があるように、悪として機能する敵たちの動機が生まれた背景をも、作者は徹底して興味深く執拗に考察する。ゴーギャンがタヒチに行ったのは何故なのか? 敵がテロリストとなった動機は何なのか? この二つの問いの解明は、荒木ワールドでは清々しいほど等価なのである。
荒木飛呂彦の漫画はその綺想に満ちたアイデアの、酔わせるような連打のスピードが格別に素晴しい。少年が冒険心を一杯に溢れさせる限りないその日の夢を即坐に、ロマネスクなバトルの世界へと、スリリングに一挙に連れ去って叶えてくれるのが魅力だ。
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