広州市食品安全ネット、常用の果物12種に警鐘
【大紀元日本3月30日】中国国内産の果物に警鐘が鳴らされている。「広州市食品安全情報ネット」と「中国食品ネット」はこのほど、常用の果物12種に使用されている毒物を指摘した。これら有毒な果物は、範囲と剤量を超えて化学薬剤を使用しているもので、消費者の健康に深刻な影響を与えている。
広州「信息時報」によると、これら12種の有毒果物は、蜜柑、ライチ、リンゴ、梨、バナナ、水蜜桃、葡萄、西瓜、竜眼、マンゴー、柿、ナツメ。
これら「有毒な」果物は、栽培の途中で、「成長促進剤」「着色剤」「膨張剤」を過度に使用し、あるいは収穫後にも防腐剤を使用、さらには店頭に並べる際にも「着色剤」「ワックス」「漂白剤」を使用しており、消費者に深刻な影響を与えている。
蜜柑: 柑橘類の果物には防腐剤が過度に使用されており、販売中にも外見を良くするために工業用ワックスで「ツヤ出し」をしていた。工業用ワックスには、鉛、水銀、砒素などの重金属が含まれており、果肉中に浸透する為、食後には記憶力の低下、貧血等の症状を引き起こす。
ライチ: 硫酸溶液の中に漬け込み、真っ赤に熟れたように見せかけて人を誘うが、容易に腐敗する。これら溶液の酸性度は高く、手に触れると水膨れになり、胃腸にも潰瘍を引き起こす。果物販売業者が使用している硫黄、二酸化硫黄は、眼球、喉に強烈な刺激があり、ひいては目眩、腹痛、下痢を伴う。二酸化硫黄はガンをも引き起こす。
リンゴ: 成長促進剤、紅色着色剤、防腐剤によって新鮮に見せかけている。これら薬剤の過度の使用は、肝臓に障害を引き起こす。小売業者は、さらにこれらのリンゴを工業用ワックスの中に漬け込み、水分を保守し、外見を良くしている。
梨: 膨張剤、成長促進剤などの使用で早熟、さらに漂白剤によって異様に白い。処理された梨汁の味は薄く、異様な味と匂いがする。これら有毒梨は容易に腐蝕する。
バナナ: アンモニア水、二酸化硫黄を使用して早熟、これらのバナナの皮は見栄えはいいが、果肉は固く、甘くない。二酸化硫黄は、人体の神経系統にダメージを及ぼし、肝臓・腎臓の機能にも影響する。
水蜜桃: 工業レモン酸に漬け込み、桃の色を赤くし、容易に腐敗しないようにする。この種の化学残留物は、神経系統に打撃を与え、過敏性疾病や癌をも引き起こす。半熟の桃を防腐剤、甘味料、アルコールなどに漬け込み、甘みを出している。防腐剤の成分は、硫酸アルミニウムであり、長期にわたって飲食すると、骨肉腫、記憶力減退、痴呆、皮膚の弾力低下、皺の増加などの問題を引き起こす。白桃を硫黄で燻すと、二酸化硫黄が残留する。
葡萄: 未成熟の葡萄を特殊溶液の中に漬け込むと、一両日中に紫に変色する。これらの葡萄は、色が均一でなく、糖分も少なくて、味が薄く、長期に食用すると人体に有害である。
西瓜: 容量を超えて催熟剤、膨張剤、農薬を使用している。これら西瓜の皮の定紋は一様でなく、切開後の果肉は新鮮に見えるが、種が白く、異様な味がする。
竜眼: 硫酸を噴霧したり、酸性の溶液に漬け込んで見かけを良くする。硫酸は腐蝕性が強く、人体の消化器を傷つける。そのため、感冒を引き起こし、腹痛、強烈な咳が出たりする。
マンゴー: 青いマンゴーを生石灰の溶液に漬け込み、見栄えをよくするが、マンゴーの味はしない。防腐剤を過度に使用。
柿: 生柿に酵母や催熟剤を用いて早熟、しかし甘くない。農家もヘタやガクの部分に薬品を注入して紅くする。これら化学薬剤は残留し、有毒。
ナツメ: 小売業者が化学染色剤を用いて染色、工業用ワックスでツヤ出しをしており、有毒。