世界一長寿者とされるエルサルバドル人女性、128歳で逝去

【大紀元日本3月17日】エルサルバドル人女性のクルス・ヘルナンデスさんが3月8日、128歳で逝去した。エルサルバドル政府はヘルナンデスさんの年齢を証明したが、ギネス世界記録の承認はまだ得ていないという。AP社が伝えた。

政府が発行した身分証明書によると、ヘルナンデスさんは1878年5月3日にエルサルバドル中部に生まれた。コミュニティの住民によると、彼女は助産婦の仕事を100歳まで続け、首都サンサルバドル市から東へ100キロメートル離れたサンオーガスティン市で人気者だったという。

ヘルナンデスさんの出生証明書はなかったが、政府が調査を行い、2005年に彼女の年齢を確認した。この年齢が確実であれば、ヘルナンデスさんが世界でもっとも長寿の女性になる。

一方、100歳以上の人々の追跡調査を行っている米カリフォルニア州大学・ロサンゼルス分校医学院老人医学研究チームによると、これまで世界一の長寿者はフランス人女性のジャンヌ・カルメンさんだった。カルメンさんは1997年に122歳で逝去した。

同老人医学研究チームはホームページで、現在世界で生存している最高の長寿者は、日本の皆川ヨ子(よね)さんで、今年の1月4日に114歳になったという。

ヘルナンデスさんには13人の子供がおり、臨終時に少なくとも60人の孫、80人のひ孫と25人の玄孫がいたという。ヘルナンデスさんをよく知る人々は、彼女はビールを愛好し、アルコールの中に2個の生卵を入れることが彼女の長寿の秘訣であったと口をそろえた。

昨年5月に迎えたヘルナンデスさんの128歳の誕生日には、約200人の来賓が会場に駆けつけたという。エルサルバドル出生登録当局は昨年、ヘルナンデスさんの出生記録をギネス・ワールド・レコード社へ送付したが、返事はまだ受け取っていない。