シンガポール記者・程翔氏、広州刑務所に移送される

【大紀元日本2月12日】2005年4月22日に中国広州でスパイ容疑で突然逮捕されたシンガポール英文紙「海峡時報」の駐中国首席特派員の程翔記者は、北京で5年の刑を言い渡され投獄された。先月末に広州刑務所へ移送されたことが妻の劉敏氏の情報で明らかになった。

これまでに親中派で、両岸統一を支持しているとされた程翔記者の逮捕と投獄は、香港社会およびメディア関係者の強い関心を引き寄せた。妻の劉氏によると、程記者は前中共総書記の趙紫陽が生前、秘密裏に受けたインタビューの原稿を入手するために広州へ出かけたが、広州白雲国際空港で公安に連行され、2005年4月24日から連絡が途絶えたという。

家族は程翔記者の逮捕は同インタビューの原稿と関係あるとみているが、中共外交部はそれを否定し、「海外情報機関により、程記者は中国国内で情報収集スパイ活動を行い、大量な金銭を受け取ったため」を理由に逮捕したとし、程記者本人も認めたという。しかし、2005年5月31日、同発言は中共外交部のウェブサイトから削除された。情報筋によると、米政府はそれからさらに、程記者の逮捕に強い関心を寄せたという。

▶ 続きを読む
関連記事
「5か国防衛取極(FPDA)」締結国であるオーストラリア、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、英国の軍隊兵士132人が2021年7月5日から14日にかけて仮想形式で「スーマン・ウォリアー(Suman Warrior)」演習を実施したことで、同軍事同盟の永続的な重要性が改めて実証された。
第15回目を迎えるASEAN(東南アジア諸国連合)国防相会議(ADMM)および連続して開催された第8回ASEAN拡大国防相会議(ADMMプラス)の2つの多国間防衛会議では、南シナ海における紛争解決に向けた行動宣言と非従来型の脅威に対処する協力的措置に焦点が当てられた。
同省は6日、「予防接種人数は、国の予防接種プログラムの下で接種した人のみを反映している」と発表した。同国は現在、モデルナ社のワクチンとファイザー/ビオンテック製ワクチンの接種を進めている。
財務省が5月13日に発表した国際収支統計によると、日本からASEANへの対外直接投資(ネット、フロー)は2021年1~3月の期間で、前年同期比2.3倍の1兆2869億円だった。
ベトナムを議長国としてASEAN国防相会議(ADMM)を開催した東南アジア諸国連合加盟諸国は2020年12月、団結して各国の主権と航行の自由を保護する姿勢を示した。南シナ海における中国公船の力を背景にした行動に、ノーを突きつけた。