中国・土地私有化:台湾の経験に倣えるのか
【大紀元日本2月9日】中国ではここ数年、都市部と農村との格差や貧富の差が急激に拡大しており、胡錦涛政権は、「調和社会」「社会主義新農村の建設」をスローガンにいわゆる中国三農問題の解決を図ろうとしている。学識者は、中国は台湾における土地改革の経験を学び、土地を農民に分け与えるべきと主張する。しかし一方、中国大陸の農村は、そのまま台湾の経験に倣うことができないと指摘する専門家もいる。VOAの東方・記者が報じた。
中国の『書屋』誌に掲載されたジャーナリスト・黄明英氏の文章では、台湾の農村建設経験から多くの啓発を与えられたと言及している。黄氏は、中国を含む所謂発展途中国のほとんどは、都市部では目覚しい経済成長を遂げているに対して、農村部での経済発展はかなり遅れているという「両極性社会」現象が生じていると示している。同氏は、もし中国都市部と農村との格差を縮小し、農村生活を改善し農業改革を行なわなければ、中国は必ず「断裂社会」となると指摘した。
台湾の土地改革
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