【伝統文化】恩は愛より長い

【大紀元日本1月2日】80歳近い老夫婦がいた。二人は共に病気を患っていたが、始終互いに敬いあって暮らしている。近所の若者たちは、二人がいつも腕を組んで、互いに支え助け合いながら出かけるのを目にして、羨ましくてならなかった。

そこである日、若者たちは、老夫婦の家に愛の秘訣を教えてもらいに行った。すると、老人は静かに、「私たちは何十年も一緒に暮らしてきて、互いに尊敬し助け合うことが一番大切だとわかった。愛などということは考えたこともない。もし考えるとしたら、互いの恩情ということだ」と言った。

古人はよく、「恩愛」という言葉を口にしたが、今の人はそれを愛情を表す表現と見ている。ただ、実はそうではない。「恩」という字は「愛」という字の前にあり、恩に含まれている意味は愛を大きく超えているはずである。人は前世でいろいろな因縁関係で縁を結び、その結果恩情が生まれる。結婚を、愛情だけに頼って潤わせ維持させようとするなら、それは非常に心もとないことである。恩情を重んじて、夫婦が互いに敬い合ってこそ、円満で幸福な家庭を築くことができるのである。

▶ 続きを読む
関連記事
パーキンソン病の人を対象としたダンスは、歩行やバランスの改善に役立つ可能性があり、表現する喜びや人との交流も生みます。専門医の解説と各国のダンス教室での体験を紹介します
顔色の赤みや黄ばみ、青白さ、くすみは、体調の変化を知る手がかりの一つ。中医学での5つの顔色の捉え方と、唇や目元に現れる注意したい変化、手軽にできる指先マッサージを紹介します
中医学における「デトックス」は、体本来のバランスを支えるという考え方。時間帯と体の働きを結びつける「経絡時計」の仕組みから、背中を鍛える4つのエクササイズまで、毎日の養生法を紹介します
スマホから離れることはできても、その状態を続けるのは意外と難しいもの。つい画面を見てしまう心理と、デジタルデトックスを長続きさせるための実践的な工夫を紹介します
アルツハイマー病には、脳のエネルギー代謝の異常が関係しているかもしれません。血糖管理、睡眠、食事、運動など、脳の健康を支えるために知っておきたいことを紹介します