【季節のテーブル】薄が原の「十三夜」
【大紀元日本11月3日】樋口一葉の『十三夜』は、虫の音がたえだえに聞こえ風の音が寄り添う晩に、さやけきお月様がぽっかり浮かんだ明治の十三夜。『松尾芭蕉庵十三夜』では、更科日記の道すがら姨捨て山に上った仲秋の月を、帰ったばかりの江戸で見上げた月の中に面影を偲んだ江戸の句会の十三夜。もちろんあたりは、薄がいっぱいの晩であったはずです。
日本の行楽地で行われる「すすき祭り」や、ご家庭でひっそり愛でる十三夜の月見には、薄の風情が欠かせません。銀色に波打つ原っぱに出会うところで薄は、いつも日本の原風景を思い起こさせる風物詩です。茅葺きの屋根や、炭俵の温もりや、船頭小唄など・・・。「おれは川原の 枯れすすき、同じお前も 枯れすすき、どうせ二人は この世では、花の咲かない 枯れすすき」(野口雨情作詞、中山晋平作曲)
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。