【季節のテーブル】薄が原の「十三夜」

【大紀元日本11月3日】樋口一葉の『十三夜』は、虫の音がたえだえに聞こえ風の音が寄り添う晩に、さやけきお月様がぽっかり浮かんだ明治の十三夜。『松尾芭蕉庵十三夜』では、更科日記の道すがら姨捨て山に上った仲秋の月を、帰ったばかりの江戸で見上げた月の中に面影を偲んだ江戸の句会の十三夜。もちろんあたりは、薄がいっぱいの晩であったはずです。

日本の行楽地で行われる「すすき祭り」や、ご家庭でひっそり愛でる十三夜の月見には、薄の風情が欠かせません。銀色に波打つ原っぱに出会うところで薄は、いつも日本の原風景を思い起こさせる風物詩です。茅葺きの屋根や、炭俵の温もりや、船頭小唄など・・・。「おれは川原の 枯れすすき、同じお前も 枯れすすき、どうせ二人は この世では、花の咲かない 枯れすすき」(野口雨情作詞、中山晋平作曲)

▶ 続きを読む
関連記事
中医学では、顔色、目の下のクマ、唇や舌の色、あご周りの変化などを、体調を知る手がかりの一つと考えます。診断ではなく、健康を見直すサインとして紹介します。
音や音楽は、気分だけでなく心拍やストレス、睡眠にも関わる可能性があります。音楽療法と音による癒しの違い、日常での取り入れ方を紹介します。
なかなか眠れない夜におすすめの就寝前エクササイズ6選。山のポーズ、ワイパー運動、ボックス呼吸法、漸進的筋弛緩法など、ベッドの中で簡単にできるストレッチで心身の緊張をほぐし、質の高い睡眠へと導きます
頭に浮かぶ考えは、本当にすべて自分自身のものなのでしょうか。脳科学や心理学、哲学、宗教、文学の視点をたどりながら、思考が生まれる仕組みと、それに振り回されず自由に生きるためのヒントを探ります。
新研究では、植物由来の肉や乳製品の代替品に、動物由来製品より多くの添加物が含まれる傾向が示されました。