【季節のテーブル】薄が原の「十三夜」

【大紀元日本11月3日】樋口一葉の『十三夜』は、虫の音がたえだえに聞こえ風の音が寄り添う晩に、さやけきお月様がぽっかり浮かんだ明治の十三夜。『松尾芭蕉庵十三夜』では、更科日記の道すがら姨捨て山に上った仲秋の月を、帰ったばかりの江戸で見上げた月の中に面影を偲んだ江戸の句会の十三夜。もちろんあたりは、薄がいっぱいの晩であったはずです。

日本の行楽地で行われる「すすき祭り」や、ご家庭でひっそり愛でる十三夜の月見には、薄の風情が欠かせません。銀色に波打つ原っぱに出会うところで薄は、いつも日本の原風景を思い起こさせる風物詩です。茅葺きの屋根や、炭俵の温もりや、船頭小唄など・・・。「おれは川原の 枯れすすき、同じお前も 枯れすすき、どうせ二人は この世では、花の咲かない 枯れすすき」(野口雨情作詞、中山晋平作曲)

▶ 続きを読む
関連記事
玉ねぎは生がいい?加熱がいい? 栄養を生かす食べ方、紫玉ねぎと白玉ねぎの違い、胃腸にやさしい調理法を紹介します
「膝の痛みなら手術」と考えている人は要注意です。10年間の研究で、よく行われる半月板手術が痛みや機能を改善せず、むしろ変形性膝関節症の進行と関連する可能性が判明。手術を急ぐ前に知っておきたい意外な事実とは?
目を酷使する毎日だからこそ、休ませ方が大切です。温湿布、目の運動、食事まで、目を整える実践ケアを紹介します
ステーキより安いレバーに、実は豊富な鉄分やビタミンが。捨てていた部位を見直すと、食費にも体にもやさしい食べ方が見えてきます
夏の肌は、紫外線と冷房で思った以上に乾きがち。メロンやスイカなど、食べて潤す5つの瓜類を紹介します