蘇東坡と東坡肉
【大紀元日本9月24日】「東坡肉」(トンポーロウ)の考案者は、北宋の政治家で唐宋八大文学者の一人・蘇軾(そしょく)(1036-1101)である。蘇軾は、流罪となった時に東の丘陵地域の東坡に小屋を建て、自らを「東坡居士」と称したことから、蘇東坡(そとうば)の名称で親しまれるようになった。
蘇東坡は、四川省眉山の出身で、母の影響を受け、子供のときから料理に興味があったという。昇進してからも、各地に赴任するたびに、現地の食材を生かして、さまざまな料理を独創した。例えば、「竜井蝦仁」(杭州竜井茶とエビの炒め物)、「宏志鶏」(鶏のから揚げ)、「東坡魚」(煮魚)などがある。そして、最も有名なのが「東坡肉」である。
湖北省の黄州に流罪となった蘇東坡は、そこの豚肉が非常に豊富で安いにもかかわらず、現地の人たちの料理が下手で、美味しくないことに気付いた。そこで、蘇東坡は自分の美食の経験を生かして、美味しい豚の蒸し煮料理を考案した。これが「東坡肉」の原型である。
関連記事
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます