台湾警察が黒社会を掃討、容疑者562人を逮捕
台湾政府の行政院長・蘇貞昌氏はこのほど、国内の治安を6ヶ月以内に改善するため、二日間に及ぶ全国的な黒社会の摘発作戦を実施、台湾警察当局は暴力団関連の容疑者562人を逮捕した。台湾警察当局によると、1日から2日にかけて行われた、全国各県市警察局、刑事警察局などの外勤捜査で、台湾黒社会の全国的な一斉摘発を実施した。中央社が伝えた。
刑事局検粛科の二日間における成果によると、捜査対象607人の内、562人を逮捕したという。「治安専案」では、容疑者7人を逮捕、「天道盟」の郭文昌、「竹聯幇風堂」の張国強、「屏東県某商業同業公会理事長」の呉中仁、「恐喝取財組織」の鄒明益、血鷹幇の陳建州ら、さらに桃園、高雄両地区の暴力団金融業者も検挙された。
「検粛暴力団条例」に基づく「迅雷作業」により、再犯者はすみやかに裁判所に移送され法廷審理を受け、その38人の内訳は、車上荒らし6人、拳銃不法所持 11人、債務不法取立て5人、恐喝ゆすり3人、地上げ不法占拠2人、営利略取11人などであった。
暴力団一般犯罪は、8件48人に及び、銃刀器不法所持は15件で17人、改造拳銃20丁、実弾161発、不法刀類15本を押収、不法薬物については191件、212人を検挙、アンフェタミン約600kg、ヘロイン等196.96kgを押収した。その他、警察当局は「地下銀行」17件を捜索、22人を逮捕、地下賭博場11件を差し押さえ、19人を逮捕、その他刑事事件の容疑者は244人に上った。
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