結婚相手を選ぶ条件:男性は外見、女性は社会的地位を重視=中国
【大紀元日本7月26日】このほど発表された「2006年度、中国人の婚姻感情における状況調査報告」によると、中国人の愛情、婚姻、恋愛に対する考え方には、顕著な変化が現れた。結婚相手を選ぶ際、「フィーリング」を最重要視すると主張する人は、調査対象の66.7%を占め、また、男性は相手の外見を重要視し、女性は相手の経済状況および社会的地位を重要視することも分かった。
新華社ネットによると、同調査は北京、上海、南京、武漢、ハルピン、杭州、広州、蘭州、昆明、西安の10大都市の在住者を中心に行っており、内容は婚姻および感情に関する質問にまで及んでいる。また、同棲、不倫、一夜の情事、同性愛などについても調査が行われた。
調査の結果、第一条件として、もっとも多かったのは「フィーリング」、次いで、家事の分担および家庭生活を営む上での「生活能力」が66.32%を占め、36.4%の人が経済能力や収入が重要であると回答した。しかし、経済能力を重視する人は4割未満であっても、婚姻に対する満足度は相手の収入と比例していることが調査で分かった。例えば、相手の月収が500元(約7000円)以下の場合、夫婦間の感情における満足度がもっとも低くなっている。
また、外見、身長、学歴は、相手を選択する条件の中で、あまり重要視されていないことが同調査で分かった。また、男女間では選択条件における相違が見られた。経済能力または収入を重要視する女性は47.79%いるのに対して、男性は22.87%である。また、外見を重要視する男性は、25.7%に対して、女性はわずか10.22%である。
調査によると、幼い恋や一夜の情事、婚前交渉等については、過半数の人が反対する意見を示しており、不倫は依然として、常軌を逸した深刻な行為であると見なされている。同調査で、不倫関係に反対する人の割合は77%に達したという。
一方、バレンタインデーに相手に贈るプレゼントについて、小豆およびバラの花が大多数を占めていることが調査で分かった。アナリストによると、バラは西側社会で愛情を表す代表的なものだが、小豆は中国特有のものであり、両者はそれぞれ重みがあると分析している。
同調査の主催者は、今後も毎年同じ調査を行う予定。