中国、台湾、香港の弁護士ら、台湾で人権座談会を開く
【大紀元日本7月2日】中国での民主と人権を広める動きが徐々に国際社会の関心をひいている。中国の民主化は、台湾、香港と深く関連しており、両地域は中国の民主問題に強い影響を与えている。中国、香港、台湾の人権弁護士が6月30日台北市で座談会を開き、中国における民主化運動の道のりや未来について意見を交わした。
中国の人権弁護士・高智晟氏は国際電話で同会合に参加した。高智晟弁護士は、「中共の暴政が崩壊しない限り台湾人民に安全な環境はない。中共の邪悪な本質がこの問題の根源である」と指摘、中国での自由民主の憲法政治の実現に大きな期待を示した。また、その実現のためには「中国人が自覚をもって積極的に行動すること、台湾や香港、国際社会が支持することが必要不可欠」と述べた。
台湾のベテランジャーナリスト・楊憲宏氏は、ワシントン・ポスト紙が盲人人権活動家・陳光誠氏を大きく報道したことを高く評価し、「陳光誠氏は、訴えることができない人たちに代わって代言している。特に胡錦涛・総書記、温家宝・総理もその『語れない人たち』グループの一員であり、非常に同情すべき」と話した。同氏は中国に企業投資をしている台湾人は二重人格に陥っていると指摘、知り合いの台湾実業家の体験を紹介。同氏の知り合いは「中国では自分の人格を歪曲して言動しなくてはならない。台湾に帰って息抜きでもしなければ、頭がおかしくなりそう」と語ったという。
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