「迫害真相調査委員会」、中国労働教養所の徹底的な調査を要求

【大紀元日本4月23日】「迫害真相調査委員会」は18日、ワシントンのナショナル・プレス・クラブで記者会見を開き、中共のあらゆる労働教養所、監獄、看守所、留置所、精神病院など過去7年間にわたり法輪功学習者に対する迫害に利用されてきた場所を徹底的に調査し、また独立した調査機関に参加するよう、国際組織、各国政府に呼びかけた。

*あらゆる労働教養所、監獄を調査のために開放することを中共に要求

法輪大法学会と法輪功関連サイト「明慧ネット」が共同で設立した「法輪功迫害真相調査委員会」は、中共の「生体臓器移植に関する法律」が今年7月1日に実施されるまで、法輪功学習者を監禁しているあらゆる労働教養所、監獄、留置所と病院を調査する計画があることを発表し、更にこれらの施設を開放することを中共に要求した。

「迫害真相調査委員会」の主席を務める趙章績氏は「過去7年間において、法輪功学習者らは署名集め、パレード、拷問実演、ウォークリレー、自転車リレー、車リレーなどの平和的な方式を用いて、中国大陸で発生している法輪功学習者への迫害に関心を寄せるよう、絶えず国際社会に呼びかけてきたと同時に、証人、証拠を集め大量の迫害資料を収集した。今回、迫害が発生している中国に赴き、迫害真相を調査するのはおそらく最も全面的・徹底的なものとなるだろう」と語った。

*「法輪功迫害追跡調査国際組織」は初めて録音を公開

「法輪功迫害追跡調査国際組織」(以下、追査国際)は記者会見で、天津第一中心病院、上海復旦大学中山病院、山東千佛山肝臓移植センター、上海交通大学付属病院、湖北省医科大学第二付属病院と武漢同済病院の6つの病院へ調査員が電話した時の録音記録を始めて公開した。

これらの病院の医師や職員らは、法輪功学習者の臓器を使って移植手術を行っていることを認めており、特に上海復旦大学中山病院の腎臓は皆法輪功学習者から取られたものであると説明している。以下は上海復旦大学中山病院への会話記録:

問:この腎臓の提供者は死んだ人のものではないですね?

医:それは当然。よいものに決まっています!

問:法輪功をやる人の腎臓はありますか?

医:ここでは全部そうです。

追査国際は、中国大陸における多くの軍隊、武装警察関連の病院や臓器移植センターは法輪功学習者の臓器を摘出して移植に使っていることを調査により確認している。蘇家屯事件が明るみに出た後、調査を受けた一部の東北病院は移植手術を一時停止するよう知らせを受けたと明かした。ところが、中国衛生部が3月27日に「人体器官移植技術臨床応用管理規定」を発布し、実施日を7月1日に定めた後、全国各地の移植センターは移植手術を再開し、手術件数も倍増している。多くの病院は4月、5月にはたくさんの腎臓提供者がいるが、その後になると、腎臓を見つけるのは難しくなると言っている。つまり、中共が証拠隠滅するために各地の法輪功学習者を早急に虐殺していることは明らかだ。この移植手術は現在、全国的範囲で大規模に行われているため、中央による集団虐殺指令が出された可能性が高い。

追査国際は、国際司法機関に対し、これからより多くの証拠を提出すると述べた。

*証人は苦しみながら法輪功学習者の臓器摘出の事実を語った

大紀元の郭軍編集長は記者会見で、蘇家屯事件に関する証言のビデオ録画を放映した。証人による証言は、以下の通り:

「これを思い出すのは、本当に苦しい。生体から摘出した臓器は、死亡した身体からのものよりもずっと値段が高い。多くの法輪功学習者は、臓器を取り出されたときはまだ息をしており、死んでいなかった。彼らの一部は、臓器を摘出された後、直接、死体焼却炉に投げ込まれて焼却された。何の痕跡も残らなかった。一部の法輪功学習者は傷口を縫合され、遺族が死亡確認書にサインした後に焼却された。しかし、遺族は自分の身内の臓器が取られたことをまったく知らない。また、他から移送されてきた一部の法輪功学習者は、健康だったが、密かに精神薬物を注射されて、精神状態が朦朧とするようになってから蘇家屯に送られた。彼らはそこで、臓器をとられるまで引き続き苦しめられていた。」

「私の夫は、次のように自分の日記に書いていた。法輪功学習者が麻酔を打たれて意識を失った後、彼が鋏で彼女の衣服を切り開くと、衣服のポケットから何かが落ちてきた。彼がそれを拾ってみると、それは一つの小さな箱だった。中には法輪功のバッジと、小さな紙が入っていた。紙には、『お母さん、お誕生日おめでとう』と書いてあった。私の夫はそれを見て圧倒された。」

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