法輪功スポークスマン・張而平氏「中共蘇家屯集中収容所の犯罪容疑者は必ずや法の下で裁く

法輪大法学会は3月10日、「蘇家屯集中収容所の非人間的残虐極まる犯罪行為が暴露されてから、同収容所の調査をすでに開始した。関係者には、法輪功学習者を迫害した者のリス提供を呼び掛けた。容疑者がたとえ地の果てまで逃亡しようと、必ず法の下で裁く」との通告を出した。

法輪功のスポークスマン・張而平氏は、大紀元記者のインタビューに答え、中共が全体主義的な収容施設を建設し、法輪功学習を収監殺害した後、売買目的で遺体から臓器を摘出、証拠隠滅のために遺体を火葬する暴行を譴責、世界の善良な人々および各国政府へ同虐殺行為を阻止するよう呼び掛けた。

近年、中共の法輪功に対する弾圧は初期に比べて収斂したように見えるが、蘇家屯集中収容所・大虐殺の真相は、国際社会を驚愕させた。この問題をどう見ているのか?

-集中収容所は、中共在来型の「殺人証拠隠滅」現場。中共当局は、法輪功に対する迫害が、国内外で反対の声が多いため、策略を変え、水面下での虐殺で法輪功根絶を企んだ。それによって、法輪功に対する血生臭い迫害を外界へ漏らさず、迫害が収まり、中共の法輪功に対する態度が改善された錯覚を与えようとしている。しかし、羅幹の部署が高蓉蓉氏を二度逮捕し虐殺したり、河北省の悪徳警官が法輪功女性学習者を強姦暴行後に再び懸賞金をかけ被害者・劉季芝氏を指名手配したり、瀋陽市蘇家屯集中収容所では法輪功学習者を迫害したりと手段は残虐極まっている。

-これまでの6年半で中共は、一般民衆である法輪功学習者に信仰を放棄させるのは不可能で虐殺する外ないと分かった。蘇家屯集中収容所で行われた法輪功学習者に対する非人間的ジェノサイドは、ナチスの大虐殺にもまして残虐で、罪悪がはなはだ大きく古今東西においても稀に見る現象。善良な中国人民、国際社会はこの大虐殺に関心を寄せ、制止するよう呼び掛ける。

蘇家屯集中収容所の情報源はどこから?

-西側メディアと国際NGO人権組織は、中共が囚人の臓器を摘出販売している案件について既に報道記録しており、これらは国際社会の中では周知の事実。米議会も、これを議題にして諮問公聴会を行った。監禁された法輪功学習者も同様な処置をされたが、確固たる証拠および情報源を押さえたのは今回が初めて、あらゆるルートを通じて入手した同収容所に関する資料で、中共は今回の虐殺規模がこれまでより大きく、極秘で行われていることを証明している。

-国際社会の圧力で、中共は死刑執行を銃殺から毒物注射に変え、臓器売買が深刻な打撃を受けた。中共は新しい遺体確保先を求め、無実な法輪功学習者の肉体臓器を目標にし始めた。すでに1999年7月20点xun_ネ降、江沢民の命令で「610オフィス(法輪功を取り締まる特別組織)」は、法輪功学習者に対して「肉体を消滅させ」、「殴打して死亡した場合は自殺と見なし、直ちに火葬する」の虐殺政策を実行していた。法輪功学習者が虐待され死亡したのち、臓器を摘出され、遺体は直ちに火葬された実例は多く証明

黒龍江省の大慶油田探察開発研究所・コンピューター・ソフト開発エンジニアリングで法輪功学習者・王斌氏生前の写真(明慧ネット)

王斌氏は2000年9月24日、大慶男子強制労働収容所の悪人警官・馮喜等らにひどく殴打され死亡した。心臓、大脳の器官が摘出され、遺体は大慶人民医院の死体安置室に置かれた(明慧ネット)

されている。

-中国の格言で「人に事を知られたくなければ、その事を行わずに限る」のように、中共は非人間的な犯罪を懸命に隠蔽しようとしているが、事実は必ず暴露する。900万人に達そうとする脱党者の中には、中共高官も少なくなく、人間性と道徳回復の中で、多くの人が中共の暴行露見に立ち上がり、今後もますます多くの人が種々の形で法輪功に対する迫害

山東省文登宋村鎮の法輪功学習者・劉玉鳳氏は文登拘置所にて迫害され死亡した(明慧ネット)

切り開いた痕がはっきりと残っている劉玉鳳氏の遺体(明慧ネット)

手段を暴露するであろう。

法輪功の唱える「善悪に報い有り」をどう理解するのか?

-「善悪に報い有り」とは幾千年来の中国で民間伝承された格言、天理が公平に所在することで、殺人者は自らの命で償ない、悪人は法の下で裁かれる。同時に、善を修める者は福を得られ、良い人は善をもって身を持する。各宗教は因果関係に言及しており、悪を捨てて善を唱えており、日常生活の中で常に「善には善の報いがある、悪には悪の報いがある」という理があるが、人々は世俗に迷い、物事の背後にある因果関係をはっきりと区別できなくなった。

-法輪功学習者を迫害した容疑者は、人の法律から観ても、因果律の天律から観ても、責任を逃れることはできない。最終的には歴史的な法廷へ送致され、罪行の一切を償うことになるであろう。善良な中国人民が、法輪功学習者に対する大虐殺を制止するよう呼び掛ける。

(記者・文華)

関連記事
台湾の外科医が中国での違法な臓器移植仲介の罪で起訴された。今回の起訴は台湾での2015年の法改正以来、初めて。強制的生体臓器摘出が再燃する中、医療倫理や人権問題が焦点となっている。
12月10日、中国で厳しい弾圧の対象となる気功、法輪功の日本在住の学習者による証言集会が開催された。出席者は中国で家族が拘束されている現状や、自身が拘束中で受けた拷問の実態を訴えた。現在米国在住の程佩明さんもオンラインで参加。程さんは収容中に、拷問を受け、臓器を摘出された実体験について語った。
ドキュメンタリー映画『国家の臓器』が上映された。映画は中共による、生体臓器摘出の実態を描いており、映像を見た観客からは「非常に非人道的な行為だと強く感じた」「もっと多くの人に事実を知ってもらう必要がある」などのコメントが挙がった。
中共による臓器摘出から生還した程佩明さんが真実を告白。暗殺の危機に直面しながらも、真実を語り続ける姿勢に世界が注目し、米国も保護を進める。人権侵害の実態に対する国際社会の連帯が求められている
中国の中南大学湘雅第二病院に勤務していた羅帥宇氏が、不審な死を遂げた。生前の録音から、同病院が臓器移植研究のために子供のドナーを求めていた可能性が浮上。彼の家族は、羅氏が病院告発を計画していたことから口封じされたと主張している。