身近な品物に見る法輪功迫害の事例
【大紀元日本3月4日】法輪功迫害追及国際組織(WOIPFG)が2004年8月に公表した資料には、法輪功学習者の強制労働による製品が、中国企業によって輸出されている実例が示されている。
かつての山東昌邑抽紗廠から社名を変更した山東利得爾工芸品有限公司は、創業45年以上の歴史を持つ手工芸品の製造・輸出企業である。山東省昌邑市利民街56号にある同社は、国家二級企業に位置づけられ、中国当局から輸出入が許可されている。主要な生産品は手縫いの寝具と「麗潔」ブランドの国内向けアクセサリーである。
山東省第一女子労働教養所は、済南女子労働教養所とも呼ばれ、山東省済南市漿水泉路20号にあって、山東利得爾工芸品有限公司の製造工場となっており、収監されている人たちは、無償で製品の製作をさせられている。2000年10月になってまもなく、収監者数が、突然200名から700名に増加し、新たに収監された者の約95%が法輪功学習者であった。外貨獲得とボーナス取得のため、労働教養所は頻繁に法輪功学習者たちに通常よりも長時間、寝具の縫製をさせた。ノルマを達成するためと称して、60歳を超える女性たちをも徹夜で働かせ、疲弊させ苦しめた。長時間の過酷な強制労働によって収監者たちはたびたび気絶し、倒れた。労働を拒否する者たちは、休憩、睡眠、体を洗う、トイレの使用さえ認められない暗い「厳重監視室」に入れられ、気絶するまで20日間以上も立たされた。彼女たちの足は酷くむくみ、靴も履けないばかりか、歩くことさえできなくなって、肉体的にも精神的にも激しく衰弱してしまうのである。
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