中国、農村からの出稼ぎ労働者問題

【大紀元日本12月12日】中国の経済発展の速度はかっての日本の高度成長期に匹敵するものであり、テレビで上海の高層ビル群などを見ると、その躍動的な息吹が聞こえてくるような気がする。一説によれば真偽は分からないが、2年前あたりで日本には20階建て以上の高層ビルが1200棟あったそうだが、上海だけでも既に1600棟以上もあるそうだ。元々、上海は中国沿岸地域の中でも群を抜いていたが、膨大な後背地を持ち、現代中国経済発展の機関車になっているのであろう。昔のガーデンブリッジやブロードウエイマンションつまり今の和平賓館或は旧租界等、以前の威容を誇ったランドマークすら貧弱に見える最新でモダンな高層ビル群は、今は亡き_deng_小平氏もきっと驚かれる発展振りである。故_deng_氏の提唱された経済発展が現実になった確固たる証拠でもあろう。外国人が上海を訪問すれば、特に昔の上海を知る外国人にとっては瞠目すべき現象であり、正しく隔世の感がするであろう。

ところで、「これ等の壮麗な景観を作った労働者は、どんな人達なのか?」と自問する人は、左程多くは無いであろう。しかし、実態はどうなっているのか?その答は簡単である。中国の農民10億近くの中から大勢の出稼ぎ労働者が無尽蔵の安価な労働力を提供したからである。しからば、何故、かかる安価な労働力が供給されるのか。確かに_deng_小平氏は「豊かになれる人達が先に豊かになって残りの人達が豊かになれるようにすれば良い」との言葉を残した。

それが南方講話だった筈である。果たして_deng_小平氏の言葉どおりになったのであろうか?

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