何清漣: ピラミッド構造の上位5%が富を占有する危険な中国社会
【大紀元日本11月27日】今年7月、中国社会科学院は四川省成都市において「和諧社会成都フォーラム」を開催し、2001年に当院が発表した中国社会の「十大階層(玉ねぎ型構造とも称する)」説を改めて提起した。一部の学者は、社会科学院のこうした社会階層の区分は、中国経済に詳しい社会経済学者何清漣が2000年に発表した「現在の中国社会における社会構造の変遷に関する総体的分析」がもたらした影響を減少させるようと、中国において現在存在する主要な社会矛盾を隠蔽することを意図したものと考えている。
この考えについて、本誌の取材に対して、何氏は中国大陸は、下層人口が84%を占めるピラミッド構造をしており、ピラミッド構造の頂点にいる5%が、権力を利用してお金を収奪する権力分子であり、こうした社会は非常に危険であると指摘した。
「中国の現在の社会構造は、貴方が『現在の中国社会における社会構造の変遷に関する総体的分析』を発表した2000年比べ、どのように変化したのか」の質問に対して、何清漣は、現状は2000年に研究を行った頃のままであるとの見解を示した。
関連記事
中共当局による突然の公演中止にもかかわらず、浜崎あゆみは無観客の上海会場でフルステージを完遂。毅然とした姿勢が中国内外で称賛を集め、政治的圧力を上回る“完勝”を果たした
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている
中国で利益を得られるのは「一時的」。技術を奪われ、市場は最終的に中国企業のものになる。西側企業は今ようやく、この現実に気づき始めた
浜崎あゆみの上海公演が中共の意向で急遽中止。しかし彼女は観客なしで本番同様のライブを完遂し、世界から称賛を集めた。中共は虚偽説明で一時しのぎのごまかしを図るも、浜崎の冷静な対応が評価を高めた
中国共産党軍は日本を恫喝するも、その実態は装備・組織面で脆弱。日中が衝突すれば、中国側の実力不足が露わとなり、宣伝とは逆に軍の限界が明確にされる状況にある