国連:鳥インフルエンザウイルス突然変異、1億5000万人死亡の恐れ

【大紀元日本10月2日】鳥インフルエンザが世界中への広がりが懸念されるため、人への感染を防止するよう国連に任命されたデイビッド・ナバロ博士は、鳥インフルエンザ・ウイルスが突然変異し、世界で500万から1億5000万人が死亡する恐れがあると警告した。VOAが伝えた。

鳥インフルエンザはいつでも人類に飛び火する

世界保健機関(WHO)のナバロ博士は、過去2年間鳥インフルエンザによりアジアの4カ国で60数人が亡くなったと話し、この種のウイルスは突然変異する可能性が非常に高く、人から人へ速いスピードで感染する可能性を示唆した。また、原因と見られる鳥インフルエンザH5N1型ウイルスの突然変異によって、実際にアジア地区の家禽数百万羽が死亡、十数億米ドルの経済損失をもたらした、と述べた。

ナバロ博士は、鳥インフルエンザH5N1型ウイルスは野生のアヒル、鴨からも発見されたとし、これらの渡り鳥は鳥インフルエンザ感染発生地区から世界各地へ広がる可能性が高いとした。ナバロ博士は、1918年に発生した鳥インフルエンザは4000万人あまりが死亡した。1957年と1968年に発生した鳥インフルエンザ感染は社会と経済に大きな打撃を与えたと話した。

インフルエンザのために新たな準備を

ナバロ博士は、近いうちに新たなインフルエンザが間違いなく現れると話し、事態に備え準備をすべきだと主張した。大半の科学者は、新種のウイルスを発見してから次のインフルエンザが流行り、制御ができなくなるまでは数週間という極めて短い期間を予想しているという。

ナバロ博士は特に、医療システムが完備されていない国、または国際援助を歓迎しない国で鳥インフルエンザが大量発生した場合のことを強く懸念した。。

米国は、9月の国連首脳会議において、鳥インフルエンザ及びインフルエンザの国際パートナー・キャンペーンを発表し、参加国は既に協調作業に入っている。同キャンペーンは10月に米・ワシントンDCにて準備会議を開く予定。

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