中共、海外華人社会に影響

【大紀元日本9月21日】元中国外交官の陳用林氏は7月10日シドニーでの華人との座談会の席上、中共が海外の華人社会に触手を伸ばし、暗黙のうちにその恐怖を植えつけている事実を初めて明らかにした。同氏によると、中共のこのような考え方は、オーストラリアに対する「懐柔篭絡」戦略と一致していると、次のように語った。

中共は海外で台湾問題を主要なカードにし、「一つの中国」という旗印の下で民族主義を煽動しています。この問題を利用してオーストラリアの華人社会に圧力をかけ「支持するか、反対するか」で分裂を起こしています。ここの華人はオーストラリアの国籍を取得していますが、このようにして中国の問題に巻き込まれています。

中共の駐シドニー総領事館は、毎年のように華人である市議員、州議員、弁護士等の有力者を国慶節などの際に、中国本土に招待しています。無料で接待し、経済的な利権を握らせることにより、政治的な癒着を形成しています。

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