【大紀元日本8月3日】緑豆湯(緑豆のおしるこのようなデザート)は疲労回復、解熱、解毒、消炎作用があり、暑気払いとして夏によく食されます。
緑豆は、漢方でいうところの涼性(体を冷ます特性)をもち、甘みを有します。また、利尿作用があり、食中毒や薬物中毒にかかった人には、体内の毒素の排出に役立ちます。その上、熱による腫れ、夏バテ、熱による下痢、悪性の腫れもの、疱疹などの症状を和らげ、吹き出物にも一定の効果があるとされています。
緑豆の皮は暑気払いに効果があり、中身は解毒の功を奏します。故に、暑気払いをしたい場合、緑豆に水を加え強火で約10分間煮ます。そうすると、緑色を帯びた澄んだスープができ、そのスープを飲むだけで暑気払いができます。解毒作用を求めたい場合、緑豆全体が充分やわらかくなるまで時間を掛けてじっくり煮込みます。出来上がった緑豆湯は、豆とスープを一緒に食すことをお勧めします。
緑豆は他の食材と一緒に調理することによって、異なる効果が得られます。例えば、夏バテ予防には、緑豆とスイカズラの煮込みスープがお勧めです。
緑豆湯はのどを潤し、暑気払いに良いとされますが、涼性なので、脾臓、胃及び腎臓の弱い人、または腰痛持ちの人にはお勧めしません。
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