郭軍:中国の躍進は災難か、それともチャンスか

【大紀元日本7月14日】米国及びヨーロッパが中近東のテロ組織に注意を集中しているとき、中国は往々にして注目の的から外される。しかし、中共は軍事及び経済において力がついてきたここ数年、掲題の内容について、国際社会が考えるようになった。中国が米国及びヨーロッパに対しての本当の意図は何か、西側諸国と中共の関係の行方はどうなるかを考えるようになったのだ。

 私が大学を卒業した頃、たまたま卒業パーティ会場に世界地図が飾ってあった。中国出版の世界地図は、勿論中国を中心に配置されているのだ。ヨーロッパ・アジア大陸は中国の左側に、太平洋は右側にある。そして、大西洋は世界の中心からか遠く離れた両端に位置し、米国及びヨーロッパは左右両サイドにあるように作られているのだ。

 当時、西洋の哲学を相当に研究しているドイツ語学科のある卒業生が、パーティの最中に突然演説を始めた。彼は箸で北京を指し、「北京を円心として、北京からハワイまでの距離を半径にしてできた円は我々の代が築かなければならない中華帝国だ」と発表した。彼の発言のあとに卒業生らの拍手が止まなかった。それは1985年だった。当時の中国の大学生は最も西側寄りだと言われていた。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ政権が敵対的政権の金融センターを標的に定めたことで、中国に対する米国の「戦略的曖昧さ」の時代は終焉を迎えた
トランプ政権が難航するCDC局長人事で指名したシュワルツ氏。巨大保険会社の幹部歴を持つ彼女は、コロナ禍の「負の遺産」を隠蔽するのか、それとも真相究明に動くのか。組織改革と利益相反の狭間で揺れる米公衆衛生の核心に迫る
ある冬の夜、一頭の牛の最期に立ち会った牧場主の告白。「効率」や「平等」という言葉では片付けられない、命を背負う責任と、過酷な現実に立ち向かう「男らしさ」の本質を紹介する
AIがもたらす「豊かさ」は、しばしばインフレを過去のものとし、貨幣さえ意味を失わせる未来像と結びつけて語られる。だが、その見方はあまりに楽観的だ。AIが供給力を押し上げても、価格も貨幣も、そして経済の摩擦も消えはしない
イランは反撃されることはないと過信し、代理勢力を通じた挑発を続けてきた。しかし、トランプとネタニヤフという「ルールを厭わない」指導者の登場が、その慢心を打ち砕く。軍事拠点を破壊され窮地に陥るイランの誤算を暴く