【大紀元日本5月6日】『正見』編集部と博大出版社が5月1日、新刊書『予言の中の今日』と『九評共産党』(共産党についての九つの論評)について記者会見を行った。『予言の中の今日』の編集者・張福章氏が諸葛亮の『馬前課』を例に、予言の正確性について説明した。『馬前課』の第11課に「晨鶏一鳴、其道大衰」とあるが、これは中共が2005年に終焉を迎えることを指していると指摘した。
今回の新書刊行記者会見は、『正見』編集部の主催により台北重慶南路垫脚石書店で行われ、博大出版社長・洪月秀氏および『大紀元時報』発行者・曹慧玲氏も招待を受けて参加した。
統計によると、台湾の出版社二社から出された『九評共産党』は、30万冊を売り上げ、すでに20ヶ国の言語に翻訳されている。
新刊書を手にする来場者(大紀元)
諸葛亮が予言した辛亥革命は現実
張福章氏は会見の冒頭、「予言は正確か否か」として諸葛亮の『馬前課』に言及された三国時代以来の各時代についての予言を詳細に説明した。同氏は、本予言の第10課は、中華民国が辛亥革命を経て共和国を設立したことを予言したものであり、第11課の「晨鶏一鳴、其道大衰」は中共(中国共産党)という独裁政党が2005年に道が終焉を迎えることを予言したものだ、と指摘した。各時代についての予言が解説されると、参加者らは現代に近づくほど関心を寄せ、熱心に耳を傾けていた。
曹慧玲氏は、歴史と予言との興味深い関係を示した上、『九評共産党』について説明した。同氏は、大紀元のシリーズ社説である『九評共産党』が中共の邪悪な本質を暴いたため、出版後に大規模な共産党離党の運動が引き起こされている、と説明した。また、『予言の中の今日』の中で最も重要視とされているのは中共が2005年内に解体することだが、『九評共産党』もそれに呼応しているので、この2冊は今、共に非常に重要な著作だと強調した。
これらの予言に対して、普通の人々は、隆盛を誇る現在の中国がなぜ衰退するのだろうかと疑問を持ち、好奇心を寄せている。この疑問に対し、張福章氏は『九評共産党』からこの問題についての答えが得られると指摘した。すなわち、今日に至っても共産党の本質が少しも変わっておらず、このヤクザ集団の邪悪な遺伝子こそその絶滅の原因となっているとした。
洪月秀氏は、『九評共産党』が出版後、同書が識者から「九つの原子爆弾」に喩えられ、それは共産党の本質を暴いた上、中共の政権に対して揺さぶりを与えたと指摘した。
同氏はまた、次のように付け加えた。「本書は、共産主義社会が歴史の舞台から退くべき時代の潮流をとらえている。また共産党の、人を切ること麻を切るがごとき史実を摘発しつつ歴史の真実を掘り起こしている。情報が厳しく封鎖されている共産党統制下におかれる人々に中共の本質を明らかにすることで、人類に幸福をもたらした。この本を発刊した出版社として、幸甚の至りである」と語った。
中共が今年中に滅亡の兆しを示唆する『九評』
張福章氏によると、『九評共産党』では2005年に中共が滅亡する兆しについて言及していると言う。事実から見れば、共産党は過去2回国民党との会談はいずれもその政権が危うい時期に行われたことであったが、今回も例外ではない。
今の中国では一年に、3万から5万件ほどの暴動が起こり、4000名以上の汚職官僚が海外に逃亡している。海外に持ち出された資金は、少なくとも400億ドルと思われる。中国は9億の農民がいるが、そのうち7億は生活がきわめて苦しい状況におかれている。これが暴動の主な源だと思われる。それに加えて、今は118万ほどの共産党離党者が現れ、今後この勢は止むことなくますます高まっていくものと思われる。これらはいずれも2005年に中共が解体するという予言と符合する。
張福章氏はまた、次のように注意を促した。あらゆる予言は、いずれもその終結があるし、また大災難が起きることや災難後に人類が素晴らしい未来に向かうことなどを予言している。同氏はまた、人々が『予言の中の今日』を通して人類の現代科学を越えた予言の知恵を思考し、あらためて道徳を重視し天を敬い神を信じる文化に立ち返るようと望んでいる。
台湾で販売好調の『予言の中の今日』
正見ネットの新刊書『予言の中の今日』(大紀元)
『予言の中の今日』の発行所「彩舎国際通路」社長・陳金龍氏の話によると、『予言の中の今日』第一版はすでに完売、本書は科学書の部類に入るので、台湾社会ではそもそも一定の読者層を持つはずだ。しかも、人々が誰しも過去や未来や不可解な現象に対して好奇心が満ち溢れているので、これこそ人々をひきつけるところだという。
新刊書売り場で、祟佑技術学院の学生・陳さんは、『九評共産党』を読みふけっていた。陳君は、この本は共産党の邪悪を明確に示しているとし、「まるで照魔鏡のように、共産党の狐のしっぽを出させてしまった。この本は精彩を放っており生き生きとし、その中で特に中共が常に台湾に武力恫喝を行う部分がもっとも見事だ」と感想を述べ、「皆さんに、ぜひ本書を読んでもらいたい。自分のことも相手のこともよく知ることができる」と周辺の人々に一読を勧めていた。
『予言の中の今日』で中共が2005年に衰亡に向かうことについて、陳君は「非常に震撼させられたと共に、やや不思議にも思っている。しかし、歴史は確かにきわめて肝心な時期に入っているようだ」と心情を吐露した。
(記者・呉涔渓、台北から報道)
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