日本法輪功:シンガポールの迫害参与に抗議

【大紀元5月3日】(東京=張本真・呉麗麗)シンガポール法輪功女性学習者二人が中国における法輪功への迫害の真相を伝える資料を公園で配布したことで判決が言い渡され、更に拘禁された件で、日本法輪功学会(鶴薗雅章代表)は5月1日、東京港区のシンガポール大使館前で二人の釈放を求めるアピールを行い、同政府に中国共産党の法輪功への迫害に参与しないよう呼びかけた。同学会は翌2日、声明書を大使館に提出した。

当日は、日本法輪功学会の会員らが、シンガポール大使館前で、「法輪功学習者1890名以上が中国で虐殺されている」と書かれた横断幕を広げ、中国での迫害を伝える写真などを掲げて、迫害停止を訴えた。

鶴薗代表は「国際社会が中国での法輪功迫害真相をよく認識し、正義の声を上げている現在、同じアジアのシンガポールが再び中国共産党の圧力に屈し、法輪功への迫害に参与していることに、心が痛むばかりです。現在、中国国内を含めて、世界中に広がる脱党ブームの中に、シンガポール政府が早めに中国共産党の本質を見つめ、中共を捨てて、シンガポールの民衆のために正しい判断を望んでいる」と語った。

法輪功学習者は駐日シンガポール大使館前で請願(大紀元)

駐日シンガポール大使へ手紙を渡す(大紀元)

日本法輪功学会は、シンガポール大使館に出した声明書で「(シンガポールは)法治国家にもかかわらず、法律は民衆の良心を守らず、信仰と表現の自由への抑制に濫用されていることに驚くばかりである」「 シンガポール政府にこの判決を即撤回し、この事件を適切に処理するよう、再審を求める」ことなどを訴えた。

シンガポール法輪功学習者・黄才華氏と程呂金氏は、2003年2月23日にシンガポール浜海公園で煉功、および警察側に、中国で法輪功の迫害された内容のVCDを郵送したため、2004年5月に「未許可不法集会」と「未許可VCDを持ち、郵送する」などの疑いで警察側に告訴され、逮捕された。1年近くの審理を経て、2005年4月27日、両氏は、それぞれ罰金2万4000元(1万4千ドル相当)と2万元(1万2千ドル相当)の判決を言い渡された。判決に不服の二人は、当日刑務所に監禁された。監禁は最長24週間にわたるという。また、程氏は、6ヶ月の女乳児を育児をするため刑務所に帯同を求めたが、拒絶されたため、ハンガーストライクで抗議した。刑務所側は、程氏にさらなる処罰を与えると警告したそうだ。関係者によれば、黄氏も現在、ハンガーストライク中と言う。

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