病気治療にトマトの処方箋

茄科植物のトマトは、中国の多くの地域で栽培されている。味は甘酸っぱくて、清涼。豊富なビタミン、鉱物質、炭水化物、カルボン酸及びタンパク質を少量含んでいる。消化促進、利尿、さまざまな細菌を抑える作用をもっている。トマトのビタミンDは血管を保護し、高血圧を治す効果がある。トマトの谷胱甘タイという成分は、細胞の衰えを遅らせて、体の抗癌能力を増進する効果もある。トマトのカロチンは皮膚の弾力性を保護し、骨にカルシウムの吸収を促進し、幼児のくる病、鳥目や眼球乾燥症にも予防効果がある。

解熱や体液の分泌を促進し、胃を丈夫にして消化を助ける効果もある。高血圧や眼底出血、歯茎出血のほか、口舌に吹き出物ができた時や食欲不振に対して用いられる。

高血圧、慢性肝炎に効き目がある料理法:250グラム角切りに切った生のトマトに、薄切りに切った100グラムの牛肉を加えて、少量の油、塩、砂糖を入れて煮る、日に一回おかずの一品として食する。

強弱体質、貧血症、栄養失調、眩暈に効目がある料理法:トマト100グラム、豚レバー100グラム、粳米100グラム、生姜3片。豚レバーを洗って薄切って、塩、醤油、生粉、米酒を加えてかきまぜる;トマトは洗って、切る;生姜は皮と取除き、千切りにする;うるち米を洗ってから鍋に適量な水を加えて、とろ火で20分煮込んでから、トマト、生姜を入れ、更に10分煮込んで、ここで豚レバーを入れて、何分間を沸騰させて、味付けをする。

熱病、唾液の分泌不良、喉乾燥、暑熱の渇きに効く料理法:トマト250グラム、草魚の身200グラム、豆腐適量、髪菜ひとつまみ、ねぎ一本。まず草魚の身を洗って、水をきってから細かく刻んで、味付けして髪菜、ねぎを入れてかき混ぜ、団子にする。鍋に豆腐を入れて、適量な水を加え、強火で煮込み沸騰してから、トマトを入れて、もう一回沸騰したら、団子を入れて火が通ってから味付けして、おかずの一品とする。

胃腸潰瘍に効く料理法:トマトジュース150ミリリットルとジャガイモジュース150ミリリットルを混ぜて毎日朝昼一回ずつ飲む。

歯茎出血に効く:トマトを果物として毎日4個(約250グラム)食べる、二週間続けると効目が出る。

高温暑気あたり防止には:トマトを200グラム洗って切り、煮つめてお茶の代わりに飲む、熱いままで飲んでも冷まして飲んでもどちらでもいい。

高血圧、眼底出血:毎朝、空腹時、生のままでトマトを二つ食べる、半月単位で治療効果をみる。

生で食べても、ジュースに絞っても、煮つめてもいずれもいい。毎回100~250グラム。注意しなければならないのは脾臓、胃が虚弱な人は多量に摂取しないこと。

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