日本在住の娘 中国で拘束された母親の救出を訴え
日本に住む張麗玲氏が、中国・広東省にいる70歳の母親の救出を訴えている。
張麗玲氏によると、母親で法輪功学習者の邱秀萍氏は2026年7月28日、広東省汕頭市潮陽区谷饒鎮で外出中に警察に連行された。現在、汕頭市拘置所(鮀浦拘置所)に収容されているという。
中国に家族を残して日本で暮らす張麗玲氏にとって、母親の拘束は突然の出来事だった。張麗玲氏は、母親の安全と早期の解放に向け、国内外に関心を寄せるよう呼びかけている。
2023年の資料配布を理由に連行か 家族が語る経緯
張麗玲氏が大紀元の記者に語ったところによると、地元警察は、邱秀萍氏が2023年9月、法輪功に関する資料を配っている様子が監視カメラに記録されていたとする件を、今回の連行理由に挙げている。
当時、邱秀萍氏は外出しており、自宅を訪れた警察は本人を連行できなかったという。
張麗玲氏の記憶によると、2023年9月21日、自宅周辺の通りや路地には多数のパトカーが集まり、数十人の警察官や私服警察官が自宅に押し入った。
当時、自宅には張麗玲氏と2人の姉だけがおり、母親は外出していたという。警察は家宅捜索を行い、法輪功に関する書籍や資料をすべて押収したとされる。
張麗玲氏は次のように振り返った。
「警察官数人が私たちを一人ずつ見張り、身動きを取ることは許されませんでした。携帯電話も取り上げられました。夕方になると、私と長姉が先に連行されました。長姉は警察官に部屋から無理やり引きずり出され、パトカーに乗せられました。私は首をつかまれ、車に押し込まれました。その後、次姉も地元の派出所に連行され、私たち3人は別々に拘束されました」
姉妹3人は谷饒派出所で一昼夜にわたって拘束され、尋問を受けたという。
張麗玲氏によると、地元の派出所は今回、2023年の件を「終結させる」ことを理由に母親を連行した。
張麗玲氏は、母親が「真・善・忍」に従い、善良な人間でありたいと願っていたと話す。法輪大法の素晴らしさや、自身が心身の面で得たとする変化を人々に伝えていただけだという。
それにもかかわらず、母親は拘束や迫害を受けているとして、張麗玲氏は関係者に状況への関心を求め、早期の救出を訴えた。
一家に続いた拘束と家宅捜索 20年以上にわたる被害を訴え
張麗玲氏と4人の姉妹、母親は、2000年以降、長期にわたって警察から嫌がらせを受けてきたという。
警察が深夜に自宅へ押し入り、家の中を荒らしたり、眠っている張麗玲氏の布団をはがしたりしたこともあったという。張麗玲氏は、こうした経験が今も消えない悪夢になっていると話す。
2000年、張麗玲氏の長姉は、法輪功をめぐって北京へ陳情に行った後、拘束され、地元に送還されたという。その後、潮陽梅花戒毒所に25日間拘束され、さらに上堡大隊に移送されたとされる。
長姉は地元の治安関係者から暴行を受け、両脚が紫色のナスのように腫れ上がり、歩くことも難しくなったという。
2015年12月8日、長姉はほかの法輪功学習者とともに法輪功について説明したとして、警察に拘束された。その際、6人から7人の屈強な私服男性から暴行を受けたという。
さらに、2016年3月には裁判にかけられたとされる。
関係者によると、この20年以上、邱秀萍氏と複数の娘は、信仰を守ったことを理由に繰り返し迫害を受けてきた。
張麗玲氏の長姉は、過去に2年間の労働教養処分と3年間の服役を余儀なくされたという。妹も1年間の労働教養処分を受けたとされる。
邱秀萍氏と張麗玲氏自身も複数回拘束されており、一家は精神的、身体的、経済的に大きな苦痛と損害を受けたとされる。
母親が語る法輪功との出会いと健康の変化
邱秀萍氏の夫は早くに事業に失敗し、多額の借金を抱えたあと、2003年に亡くなった。
邱秀萍氏は6人の子どもを一人で育てながら、小さな店を営み、苦しい生活を送っていたという。
邱秀萍氏は原因不明の症状に悩まされていた。めまいが起きると1週間続き、嘔吐も伴ったという。多くの医師に診てもらったものの、改善しなかったとされる。
また、転倒による背中の古いけがにも長年苦しみ、多くの薬を服用しても症状は改善しなかったという。
邱秀萍氏は1998年に法輪功の修煉を始め、約1年後には、これらの症状がすべて治ったと話している。
張麗玲氏は、母親が法輪功を修煉するようになってから、抱えていた持病がなくなり、歩く姿も軽やかになったと語った。階段を上り下りする際には、走るように速かったという。
張麗玲氏はさらに、2010年の端午節前、小雨が降る夜に母親が交通事故に遭ったと説明した。
邱秀萍氏は外出し、自宅を出た直後に車にはねられ、地面に倒れたという。
張麗玲氏によると、母親の自転車のフレームは「S字形に曲がり、頭頂部の頭蓋骨には2か所の亀裂が生じ、血がにじみ出て、嘔吐もあった」という。
邱秀萍氏は帰宅して入浴した後、1か月間、自宅で静養した。法輪大法の教えを学び、修煉を続けた結果、完全に回復したと張麗玲氏は語った。
張麗玲氏は、法輪功によって母親は新たな人生を得た一方、中国共産党による長期的な迫害を受けていると訴える。
そして、国際社会に支援を求めるとともに、母親の救出を改めて呼びかけた。
「中国共産党は、法輪功に対する27年間にわたる迫害を直ちに止め、不当に拘束されている数多くの法輪功学習者とその家族を解放しなければなりません」