中共官製メディアの大量コンテンツが、世界の主要AIモデルの学習データに取り込まれている可能性があるとする研究が発表された(shutterstock)

AIが中共の語り口を学習か 官製メディア大量データの影響指摘

学術誌「ネイチャー」に掲載された研究報告書によると、中国共産党(中共)官製メディアの大量のコンテンツが、世界の主要AIモデルの学習データに取り込まれていることが明らかになった。中国の政治的に敏感なテーマについて、複数の主要モデルは中国語で回答する際、中共当局の公式見解に沿った表現になりやすいという。ネット業界の関係者は、当局がLinkedInなどのプラットフォームを通じて、アメリカなど西側諸国のAIエンジニアを高額報酬で勧誘し、AI分野での巻き返しを狙っていると明かした。

アメリカの研究者らは、中共の宣伝機関がAIを通じて、新たな情報拡散ルートに入り込んでいることを懸念している。最近、「ネイチャー」に掲載された最新の研究報告書によると、新華社や「人民日報」など中共官製メディアが発信した大量のコンテンツが、AIの学習用データとして広く収集され、世界の主要な大規模言語モデルのデータ源に組み込まれている。

中国の政治的に敏感なテーマについて、ChatGPT、Claude、Geminiを含む複数のモデルは、中国語で回答する際、中共当局の公式見解に近い表現が出やすい。一方、英語での回答では異なる傾向が見られたという。

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