2026年5月11日夜、米国の神韻新紀元芸術団は東京に戻り、東京国際フォーラムで、全4回にわたる追加公演の幕を開けた(藤野/大紀元)

神韻東京追加公演 衆議院議員「日本に古くから伝わる理念にも通じる」

米国の神韻新紀元芸術団は5月11日夜、日本各地での31公演に及ぶ巡回公演を終え、再び東京に戻り、東京国際フォーラムのホールで4回の追加公演を行うことになった。

臨時で追加された公演にもかかわらず、衆議院議員の石橋林太郎氏や、ロータリークラブの元地区ガバナーなど政財界関係者や社会各界の著名人も鑑賞に訪れた。

優雅で美しい より多くの人に中国古典芸術の美に親しんでほしい

「やっぱりとても綺麗だなというのが率直な印象です。特にウォータースリーブ(水の袖)の衣装や踊りもそうですが、本当に見ていて綺麗だなというのがすごく印象的でした」と語る石橋林太郎 衆院議員(牛彬/大紀元)

「率直な感想として、とにかく美しいの一言に尽きる。特に『ウォータースリーブ(水の袖)』の衣装を纏った舞いは、見惚れてしまうほどの美しさで、強く心に残った」

衆議院議員の石橋林太郎氏は、公演鑑賞後にそう称賛した。

石橋氏にとって、神韻の鑑賞は今回で2回目となる。男性ダンサーによる力強いパフォーマンスが圧巻であったことは言うまでもないが、同氏がとりわけ心を惹かれたのは、女性の柔らかな美しさであった。華やかな衣装を纏い、まるで「風の中で軽やかに舞っているかのような」その優雅な姿は、実に見事で印象深いものであったという。

石橋氏は、現在の中国共産党統治下の中国では神韻公演を鑑賞できない現状に触れ、「より多くの日本人、そして自由主義諸国の人々にこの公演を楽しんでもらいたい」との願いを語った。

石橋氏は広島で県議会議員をしていたころから、中国の人権問題に関心を寄せてきた。神韻の中の法輪功の迫害を取り上げた演目について、石橋氏は次のように述べた。

「この状況を何とかしなければいけないと思う。 (神韻の)全体の流れの中で現代中国の場面は雰囲気が違うので、観客の方がどう受け止め、どれくらいご存知なのかと思いながら見ていた」

「(法輪功迫害の演目が)綺麗な古典舞踊の演目の間に挟まれていることで、その悲惨さが際立つようにも思える」

石橋氏は、神韻の鑑賞が中国共産党による人権弾圧に関心を寄せる契機となることにも期待を寄せている。この問題を「他人事」として捉えるのではなく、自分たちの問題として認識するきっかけになれば、芸術面を超えた大きな意義があるとの考えを示した。

また石橋氏は、歌曲が伝える内面についても言及した。歌詞にある「人は神から転生してきた」というメッセージについて、「こうした内容は非常に重要だ」と述べた。

「信じられるかどうかは、受け取る側自身にかかっている。時機にも関係する」と石橋氏は語った。

石橋氏は、人は輪廻転生を経て絶え間なく自己を研鑽し、より高い精神的境地へと向かっていくものであるという独自の人生観を抱いている。

石橋氏は、歌曲が伝えている内容について「人はもともと神の転生であり、この世で法を広めるために来た。そしてその法は、世界をより良くするためのものなのかもしれない」と理解していると語った。

「最初はみんなを救おうと思って生まれてくるけれども、途中でそれを忘れてしまう。本当にそうだと思う。忘れていて記憶として認識していなくても、経験として自分の中に残っているので、それがその人の生き様に表れてくるのだと思う」

石橋氏は、そこに触発される人もいれば、必ずしも何も感じない人もいるとし「それは一人ひとりがその時点でどのような精神的境地にいるかによる」と述べた。

また、誰かが金の仏像を盗み、最終的に神が現れて悪を懲らしめ、善を顕彰する小舞劇『奇妙な出会い』について、石橋氏はこう語った。

「善悪には報いがある」という考えは中国の伝統的価値観の根幹をなすものだが、同時にそれは、日本に古くから根付く「徳を積む」や「因果応報」といった理念とも深く共鳴している。こうした精神性は日本人にとっても非常に親しみやすく、石橋氏も違和感なく自然に受け入れることができたという。

石橋氏は、悪事は必ず天理によって裁かれるものであり、人は正直であるべきだと説いた。同時に、この勧善懲悪の精神こそが、現在の中国共産党体制には欠落している視点であると述べ、両者の違いを明確にした。

石橋氏は、中国人本来の世界観や人生観は、神仏を畏敬するものであり、その点は日本の伝統的価値観に非常に近いと考えている。

日本と中国には長い交流の歴史があり、聖徳太子の時代に伝来した仏教をはじめ、日本の伝統的価値観は中国と深く共通している。石橋氏は、両国の文化的根源は極めて近いものであると指摘した。その上で、現在の中国共産党体制下において、こうした尊い価値観が失われつつある現状に強い遺憾の意を示した。

さらに、「『本当の中国』が表す精神や伝統的価値は、一部の中国人の心の奥深くには、なお残っているのかもしれない。しかし中国共産党の統治下では、誰かがこうした価値観を公に表明すれば、往々にして弾圧を受け、重い代償を払うことになりかねない」と述べた。

公演の最後に描かれた、善良さと美徳を守り、最終的に神によって救われる演目について、石橋氏は見ながら「その通りだ」と感じたと述べ。個人的な考えとして、このような人生観を持つ人がもっと増えれば、「社会もより安定するのではないか」と語った。

最後に石橋氏は、神韻の20周年を祝し、中国国内で伝統文化の継承が困難な中、国外でその灯を絶やさず活動し続けてきた不屈の精神を高く評価した。

石橋氏は、今後も日本をはじめとする自由主義諸国において、より多くの人々が神韻を通じて中国古典芸術の真髄に触れることを願っていると述べ、また同時に、これを機に中国国内の実情、すなわち法輪功への弾圧や少数民族への迫害、さらには「民族団結法」等の法整備による言語・宗教・文化の剥奪という現状に、多くの人が関心を寄せることの重要性を説いた。

こうした問題を「他人事」とせず、当事者意識を持つきっかけとなるならば、それは芸術の枠を超えた大きな社会的意義を持つ。20周年という節目を迎え、神韻がさらに素晴らしいパフォーマンスを世界中に届け続けることへの強い期待を寄せ、締めくくった。

 

静かに座っているだけで、心が洗われるようだった

(李默/大紀元)

 

同日夜、ロータリークラブ元地区ガバナーの富澤為一さんと妻の有吏子さんは、公演鑑賞後、感激した様子で、夫婦そろって「本当に素晴らしかった。心から感謝している」と語った。

神韻公演を鑑賞した富澤為一さんは、「ただ座席に座っているだけで心が洗われるようで、内面が豊かに満たされていくのを感じた。これまでにない、まったく新しい舞台だ」と惜しみない賛辞を送った。

また、アーティストたちの卓越したチームワークにも言及し、「一つ一つの演目が、人として持つべき精神を表現しており、深い感銘を受けた」と語る。一糸乱れぬ完璧な演技を目の当たりにし、その裏にあるであろう過酷な鍛錬の積み重ねに、心からの感嘆の声を漏らした。

自身も演劇をやっているという有吏子夫人は、特にアーティストの役柄の表現に感銘を受けた。

「色々な形、悟空や、お釈迦様の顔とか、もう心からその役になりきっていて、演劇をやっている中で学ぶことがたくさんあった」

さらに「きっと(演者の)皆さんの心や気持ちが同じラインにあるからこそ乱れずにやっているように感じる。団結力というのか。訓練だけではできない心の交流もできているように思えて感激した」と語った。

富澤夫妻は神韻公演の卓越した芸術性に対し惜しみない称賛を送った。

舞台、音楽、そしてデジタル背景が完璧に融合し、演者をバックアップする総合芸術としての完成度に富澤氏は深く感銘した。その言葉を継ぐように、有吏子夫人は「観客までもが舞台空間と同化し、共に演じているかのような錯覚を覚えた」と、その類まれな一体感を称賛した。

「アーティストの真摯な心が胸に響き、感動が泉のように湧き上がった」と語る富澤氏の傍らで、有吏子夫人も「これほど素晴らしい経験はない」と、溢れんばかりの歓喜を露わにした。

また神韻が特許を取得したデジタル背景幕についても、富澤夫妻はともに新鮮な驚きを覚えたという。

富澤さんは「台湾に何度も行き、色々なショーも見たことあるが、さすがにあのバックの作り方については日本は学ぶことがいっぱいある。楽しかった」と語った。

有吏子夫人が最も印象に残ったのは、孫悟空誕生の演目だったという。

「映像とダンサーとのタイミングがあれだけ合うというのはなかなか大変なことだと思う。ある意味、奇跡のようだった」と驚嘆した。

また舞台の下で舞踊の伴奏をしている交響楽団の演奏について、富澤さんは、「聴いていると、音楽が四方八方から私たちに語りかけてくるように感じた」と述べ、友吏子夫人も笑顔で「演者と楽団が一体となって舞台を作り上げていた。私は一瞬で神韻の熱心なファンになった」と、すっかりその世界観に心酔した様子であった。

国際ロータリークラブの会員である富澤さんは、善の心を広め、正義を守るという演目の内容にも強く共鳴した。

「大人だけでなく、高校生などの思春期の方たちが見れば、また新しい世界観を持てるのではないかと思う。 スクリーンや音楽、そしてアーティストの距離が近く、三位一体となっているからこそ伝わってくるものがある。 もしかしたら、今日ここに来ている若い方の中から、将来この舞台に立つ人が出るかもしれない」と語った。

神韻のもう一つの重要なテーマである法輪功への迫害を扱った演目について富澤夫人は「重いテーマだが皆さんの演技力によって、その重いテーマでありながらも私たちの心にすっと入ってくる。素晴らしい作品だ」と述べた。

最後に富澤夫妻は、「次回の公演も楽しみにしているし、応援したい」と述べた。

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