2026年3月25日、 人民大会堂で手荷物検査を受ける中共軍隊代表(Kevin Frayer/Getty Images)

習近平が国防大学で演説 肖天亮学長の不在に注目

4月8日、習近平は中国国防大学で行なった全軍高級幹部向け研修の開講式に出席したが、出席した上将はわずか3人だった。国防大学学長の肖天亮上将は姿を見せておらず、以前から伝えられている「肖天亮が調査を受けている」との情報を裏付けるかのような状況となった。

新華社によると、8日午前、全軍高級幹部向け研修が国防大学で始まり、中国共産党(中共)党首で中央軍事委員会主席の習近平が出席して演説した。式は中央軍事委員会副主席の張升民が主宰した。

中共中央テレビのニュース番組「新聞聯播」の映像によると、開講式の壇上に着席していたのは習近平と張升民の2人だけだった。会場前列中央に座っていた上将は、国防相の董軍と中部戦区司令官の韓勝延の2人だった。国防大学学長の肖天亮の姿は確認されなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党(以下、中共)の権力の本質は、典型的な「土匪型権力」である。すなわち、暴力によって権力を奪取し、さらに暴力によってその権力を維持するというものである。
習近平の父・習仲勲も処刑寸前だった。1935年の粛清から現代のAI監視まで、中共の社会統制はどう進化したのか。約9万字の研究報告書『中共治安機関の構造研究』が、1000万人超の情報網やデジタル監視の実態を解き明かす。
上海で開かれる世界AI大会を前に、習近平の訪問に合わせて警戒態勢が強化された。高層住宅には窓を閉めるよう求める通知が出たとされ、海外ネット上では当局の対応を皮肉る声が広がっている
中国の繁栄は依然として西側主導の開放的な国際秩序に依存しているが、中共はその秩序の弱体化を画策している。しかしある論文は、秩序を崩すほど自らの繁栄の基盤を損なうリスクが高まると指摘している。日本も対中デリスキングを加速している。
中国セキュリティ企業の内部ファームウェア流出により、通信特徴からVPNや検閲回避ツールを識別する仕組みが判明。遮断や速度制限の可能性、監視体制の高度化が浮き彫りとなった