米エネルギー長官 対イラン戦争は数週間以内に終結 原油価格は下落へ
中東での戦争は世界のエネルギー供給に多大な衝撃を与えており、ホルムズ海峡の航行が阻害されたことで、国際的な原油価格が大幅に急騰している。国際エネルギー機関(IEA)は市場を安定させるため、4億バレルを超える石油備蓄を放出する方針だ。米国のライトエネルギー長官は3月15日、戦争は「今後数週間以内」に終結し、それに伴い原油価格も下落に転じるとの見通しを示した。
IEAは15日、史上最大規模となる4億バレル以上の石油備蓄を市場に放出すると発表した。アジア太平洋地域の備蓄は直ちに放出され、欧州および米州の備蓄は3月末までに供給される予定である。
戦争による市場の激しい動揺を受け、北海ブレント原油先物と米国産WTI原油先物の価格はすでに40%以上急騰し、2022年以来の高値を記録した。
関連記事
ホルムズ海峡に近いUAEフジャイラ沖で、停泊中の船舶が拿捕された可能性が浮上した。同船はイラン領海に向かったとみられ、通信も途絶えている
イランでの紛争勃発によりOPECの産油量が3割急落し、原油価格は100ドルを突破。供給不足を補う余力の欠如と、ガソリン代高騰に伴う世界的なインフレ再燃が懸念される。エネルギー市場の緊迫した現状を解説
海外報道によると、アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアが秘密裏に対イラン軍事行動に加わっていた可能性がある
ヴィクター・デイヴィス・ハンソン氏がイラン情勢の終焉を鋭く分析。米国の軍事的優位と経済封鎖に対し、窮地のイランが取る生存戦略とは。中間選挙を控えたトランプ政権の思惑と、激化する膠着状態の結末を予測する
英政府は5月11日、イギリスなどへの敵対的活動に関与したとして、イラン関連の個人・団体など12者に新たな制裁を科すと発表した。制裁対象となった金融機関は、不安定化活動に関係する個人や団体にサービスを提供していた