薬より先に食事がある 古代中国の食医の考え方
今の感覚で「薬膳」と聞くと、多くの人は、スープに漢方薬を加え、日常の食事に「体にいい補いもの」を足す、そんなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。
ところが、『黄帝内経』の医学観や『周礼』に記された医療制度、そして古代の医師たちの実際のやり方を見てみると、こうした理解は、昔の「食医」の考え方とは大きくかけ離れていることがわかります。
古代医学における食医とは、薬を食事に変える人ではありませんでした。食事そのものを、天地の流れに合わせ、人体の気の巡りを整えるための、最初の医療手段として使っていた人たちだったのです。
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