張又俠失脚の舞台裏 推薦リストがタブーに触れ「夫婦店」と習批判
中国共産党(中共)軍の「ナンバー2」である中共中央軍事委員会副主席・張又俠(ちょう・ゆうきょう)の失脚が公式発表された余波が広がっており、最近では様々な噂が絶えない。自由主義法学者の袁紅冰(えん・こうひょう)氏は、当局の通報から見た張又俠事件の真の内幕について、世間で広く伝わっている「汚職への粛清」や「個別の規律違反」ではなく、習近平個人の独裁体制の核心である軍権と高級将官の任命権に直接抵触したものだと指摘している。
中国国防部は1月24日、張又俠と中央軍事委員会統合参謀部参謀長の劉振立(りゅう・しんりつ)が「重大な規律・法律違反」の疑いで調査を受けていると発表した。これは1971年の林彪事件以来、最高位の共産党軍将官の失脚となる。このニュースが流れると国際世論は沸き立ち、張が米側に核兵器計画を漏洩した疑いがあるという説や、前国防部長の李尚福らを賄賂で引き立てたという説などが出たが、真実性については疑問視されていた。
袁氏によれば、上述の噂の多くは中共の対外プロパガンダ・システムが意図的に流したものだという。その目的は、張又俠の逮捕がもたらす政治的衝撃を和らげ、習近平が余裕を持って事態を収拾したかのように見せかけることにある。
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