張又侠の失脚は「次期党大会に大きな影響」インド専門家
中国共産党(中共)軍内で「ナンバー2」と目されてきた張又俠の失脚は、国際社会の関心を一段と高めている。1月31日、トランプ米大統領は専用機「エアフォース・ワン」内でメディアの取材に応じ、中国軍で進行している高官の粛清について問われると、「この問題を注視している」と述べた。
その前日には、シンガポールの南洋理工大学が、張又俠の失脚が中国共産党第21回全国代表大会(二十一大)に及ぼし得る影響を分析したワーキングペーパーを公表した。
論文の執筆者は、インド・バンガロールに拠点を置くタクシラ研究所でインド太平洋研究プログラムの議長を務めるマノイ・ケワルラマニ氏で、同氏はかつて南洋理工大学の客員研究員も務めていた。
関連記事
ある専門家は張又俠と劉振立が「党を守る」ために習近平を排除するクーデターを準備していたと述べ、内部の密告により計画が頓挫した可能性を示唆している
解放軍報は張又俠と劉振立が「中央軍事委員会主席責任制を重大に違反し、破壊し、中共統治の基盤を危うくした」と厳しく批判。しかし、これまでと違い、中央軍事委員会の各部門や主要軍区から二人の更迭を支持する公式声明は出ていない。
中国共産党軍の最高幹部が相次いで失脚という「大粛清」の波が国内外に衝撃を与えている。習近平の盟友・張又侠らの排除は何を意味するのか。海外メディアや専門家が、軍内部の深刻な後遺症を分析する
習近平が張又俠を処分した後、解放軍報を通じて全軍に忠誠を求め続けているにもかかわらず、解放軍報にはこれまで忠誠表明の報道が見られなかった
習近平による張又侠らの軍事粛清に対し、トランプ大統領は「中国のボスは習氏一人」と述べた。軍の連絡窓口喪失による不安定化や、習がイエスマンに囲まれることで台湾情勢の誤算を招くリスクが懸念される