中共軍ナンバー2の張又俠は一体何をしたのか
中国共産党軍隊の権力中枢を支える「二本柱」とされてきた中央軍事委員会副主席の張又俠と、軍委参謀部参謀長の劉振立が、突如として同時に失脚した。さらに異例なのは、当局による発表のスピードが極めて速く、かつ処分の性格付けが前例のないほど厳しい点である。
張又俠の調査理由については、海外のインターネットやメディアでさまざまな情報が飛び交っているが、真偽は判然としない。電撃的に失脚が公式発表された張又俠は、いったい何をしたのか。
中国民主運動の指導者である盛雪氏は、中国国内にいる関係筋の話として、張又俠と劉振立はクーデター未遂に関与したとして拘束されたと明かした。盛氏によれば、事件現場とされる北京西部の「京西賓館」では銃撃戦が発生し、習近平側で9人の死傷者、張又俠側で20人以上の死傷者が出たという。
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中国共産党中央軍事委員会副主席・張又俠の失脚は、中共軍の指揮系統に動揺を与え、台湾海峡情勢の不確実性を高めている。専門家は、軍内部の権力闘争が台湾有事の可能性を低下させるとの見方を示している。
張又侠ら軍首脳の調査が明らかになり、中共軍の実権構造に空白が生じている。軍権の集中と粛清の行き過ぎが、体制内部の不安定化を招く可能性も指摘されている
張又侠の拘束をきっかけに、習近平との対立が完全決裂に至った可能性が浮上し、党内で死闘が始まるとの分析が出ている
中央軍委副主席の張又侠と、中央軍委委員の劉振立が秘密裏に身柄を拘束され、現在はいずれも北京市昌平区にある厳重警備の施設に収容され、完全に外部と遮断された状態にあるという