なぜこれは、私たち一人ひとりの医療の未来に関わるのか?
米CDC警報:「悪夢の細菌」が460%急増
もしある日、一般的な手術や化学療法、あるいは切り傷から起こる小さな感染でさえ、「治療薬がない」という理由で命に関わる事態になるとしたら、あなたはどう思うでしょうか。まるで終末映画のような話ですが、昨年9月23日にアメリカ疾病予防管理センター(CDC)が発表した緊急報告は、まさに私たちに強い警鐘を鳴らしています。
その報告によると、「悪夢の細菌」とも呼ばれるスーパー耐性菌の感染例が、アメリカで実に460%以上も急増しているというのです。いったい何が起きているのでしょうか。そしてそれは、私たちの生活からどれほど近いところにある問題なのでしょうか。
CDCは昨年9月23日の声明で、近年、アメリカ内で非常に危険な薬剤耐性菌の流行が「急激に増加している」と指摘しました。この細菌の正式名称はNDM-CRE(NDM産生カルバペネム耐性腸内細菌科細菌、以下CRE)で、強力な抗生物質に耐性をもつ細菌群に属します。報告では、2019年から2023年の間に、NDM-CREの感染例がアメリカで460%以上も急増したことが示されています。
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