あなたは、Amazonで何十件ものレビューを読み、少なくとも5つの製品を比較し、ほとんどすべての買い物について数日間考え込まないと決断できないタイプでしょうか。
夢や目標について、実際に行動する時間よりも計画に費やす時間のほうが長いと感じることはありませんか。
もしそうであれば、あなただけではありません。
考えすぎは、多くの人が抱える一般的な問題です。私たちは、これまでになく多くの選択肢と情報に囲まれた世界に生きています。そのため、ある種の性格の人にとっては、それらを取捨選択すること自体が、まるでフルタイムの仕事のように感じられることもあります。
残念ながら、考えすぎは単に決断に少し時間がかかるというだけの問題ではありません。やがて、心身の健康にまで影響を及ぼすことがあります。
頭の中で考え続ける時間が長くなるほど、自信は徐々に削られていきます。終わりのない「もし〜だったら」「でも」「たぶん」といった思考から抜け出せず、未完成のプロジェクトや、ぎくしゃくした人間関係をいくつも残してしまうことさえあります。
私自身も今なお時折苦しむことはありますが、慢性的な考えすぎを抑えるうえで大きな進歩を遂げてきました。そして、もし私にできたのなら、あなたにもきっとできると感じています。
まずは、多くの考えすぎを生み出す3つの根本原因を見ていきましょう。そのうえで、私の歩みの中で特に役立った6つのヒントを紹介します。
私たちが考えすぎてしまう3つの主な理由
考えすぎとは、何かがしっくりこないときに、それに対処しようとする心の働きです。この本能自体が完全に間違っているわけではありません。不安を感じることについて、より深く考える必要がある場合も確かにあります。
問題は、この仕組みがほぼすべての意思決定で常態化し、そこから動けなくなってしまうときに生じます。私たちを考えすぎへと押しやる強い感情は、主に次の3つです。
1.私たちは不確実性が嫌いです
私にとって最も行動を止めてしまうのは不確実性です。十分に準備ができたと感じる前や、起こり得るすべての問題を考え尽くす前に行動することが、私はどうしても苦手です。しかし、あらゆる可能性を考えれば考えるほど、自信と勢いは失われ、実際に行動する力が弱まっていきます。
2.私たちは失敗を恐れます
考えすぎてしまうのは、行動するよりも安全で簡単だからという場合もあります。計画段階にいる限り、アイデアは明確で、成功への道筋も約束されているように感じられます。しかし、実際に行動する世界は、そこまで整然としたものではありません。そこには、ミスや失敗が現実として存在します。
3.私たちは自信が足りません
過去に計画を実行できなかった経験があったり、誤った判断を重ねてきたりすると、意思決定の場面でためらいが忍び込みやすくなります。このためらいが恐れへと大きくなると、停滞した状態に縛り付けられてしまいます。自信を育てるためには、決断し、その結果から学ぶことが必要です。
行動できる人になるための6つのライフハック
考えすぎの反対は何でしょうか。それは「行動する人」になることです。私が尊敬する人たちを観察すればするほど、彼らは主に「やってみること」で学んでいるのが分かります。およそ80%の確信をもとにアイデアや仮説を立て、行動を通じてそれを洗練させていくのです。
考えすぎる人は、行動する前にすべての不確実性を排除できると信じています。しかし、行動から得られるフィードバックは非常に速く(フィードバックループ=行動→結果→学習の循環)、長い目で見れば、行動する人のほうが先に進みやすくなります。学び、適応する姿勢があるため、彼らの失敗は、特定の道に過度に固執する考えすぎの人ほど大きな代償になりにくいのです。
考えすぎる人間から、行動する人を目指す過程で、私は意思決定をより速くし、後悔を減らすのに役立ったいくつかのライフハックを集めました。あなた自身が試し、自分に合うものを見つけるきっかけになればと思い、ここで共有します。
1.行動しないことの代償を認識する
私にとって大きな転機となったのは、考えすぎが自分を不幸にし、経験から学ぶという、はるかに速いフィードバックの機会を逃していると気づいたことでした。これ以上、貴重な時間を無駄にしたくないという思いが、多くの場面で思い切って行動する後押しとなりました。
2.期限を設けた意思決定を行う
仕事をするとき、私はほぼ必ず期限を設定します。自分で決めた締め切りは、物事を先延ばしにするよりも、素早い決断を促してくれます。時間に上限を設けることで、完璧さよりも前進を優先できるようになります。
3.直感を鍛える
より速く決断するための最良の方法の一つは、考える時間を減らすことです。直感に頼り、最善の行動を選びましょう。直感も他のスキルと同じように鍛えることができます。リスクが高そうに聞こえるかもしれませんが、Amazonでの小さな買い物や、レストランでのメニュー選びなど、影響の少ない決断から始めるのが最適です。
4.自信を高める
自信は、素早い意思決定において非常に重要です。良い決断ができ、それを最後までやり遂げられると自分を信じられるほど、考えすぎで補おうとする誘惑は減ります。自信を育てるための簡単なヒントをいくつか挙げます。
・毎日運動し、食生活を改善すること。
・十分な睡眠をとり、しっかり休養すること。
・視覚的に清潔で、整理整頓された環境を保つこと。
・身だしなみに気を配り、ベストな自分でいること。
・人生の一つの分野で全力を尽くし、前進を実感すること。
5.頭の中から抜け出す
考えすぎは、未知の分野を調べたいという正当な欲求から始まることが多いものの、やがて終わりのない反芻(同じ考えを繰り返し思い巡らせること)の循環に陥ります。この循環を断ち切るために、賢明な友人と同じ話題について話してみたり、考えを書き出して日記にまとめてみたりしてください。どちらの方法も、頭の中だけでは得にくい明確さと集中力をもたらしてくれます。
6.意味のある活動で一日を満たす
最終的に、私にとって最も効果的だったのは、意味のある人生を追求することでした。人生の目標や目的を明確にし、その分野での前進で日々を満たすようになったとき、私の考えすぎは大きく減りました。
考えすぎの最大の原因の一つは、決断し行動するための十分に強い理由を持っていないことです。それが明確になり、心から何かを望むようになると、自分でも知らなかった自信と大胆さが自然と湧いてくるはずです。
(翻訳編集 井田千景)
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